夏休み最後の週末は投票率にどう出るか?

選挙の投票率が上がったり下がったりする理由

2009.08.24 MON

社会人にとっては短く貴重な夏休み。お盆にまとめて休んで田舎に帰省というのが定番ですが、最近では混雑する時期を外して夏休みをとる人も増え、読者の中にもこれから休むという人が多いはず。

そんな折に実施される第45回衆議院議員総選挙の投票日は8月30日(日)。つまり夏休み最後の週末というタイミングだ。なんとなく、過ぎゆく夏を惜しんで、海へ、山へ、行楽地へと遊びに出かけて、当日は投票できないという人も少なくない気がする。

そもそも、R25世代を含む若年層の投票率の低さが心配されるなかで、この日程は選挙の投票率に悪影響はないのだろうか。東京都選挙管理委員会事務局の谷口淳二・啓発係長に聞いてみた。

「投票率が変動するもっとも大きな要因は、その時々の政治情勢や注目度の高さですね。明確な争点が示されていたり、注目度の高い候補者の顔ぶれがそろっていたりすると、投票率が高くなる傾向があるようです」

よくニュースなどで、天候が悪いことによる投票率の低下が懸念されるが、実際にはどのくらいの影響があるのだろうか。

「厳密な調査ではなく、あくまで経験的な視点からいえば、ある程度の影響はありますが、それほど大きなものではないと思います。台風などの自然災害であれば、また違うのでしょうが、そういった場合は投票日を繰り延べできる規定が公職選挙法にありますし」

なるほど、雨が降ったくらいなら皆さん、きちんと投票に行くようだ。それでは、時期的・季節的な要因ではどうなんだろう。例えば連休があると、遊びに出かける人が多そうだ。

「明確な規定ではありませんが、投票日については連休を避けるという不文律があるんです。また、今回は夏休み最後の日曜日ということで、投票率にマイナスの影響が心配されますが、2003年の制度改正で期日前投票が行いやすくなったので、出かける予定がある人はぜひ利用してほしいですね」

すでに選挙戦が始まり、結果によっては大きな動きが見込まれる今回の総選挙。日本の未来を決める一票を入れて夏の最後の思い出にするのもありかもね。

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