男28歳・パパになる!ってどうよ?

第9回 性教育ってどこまで進んでいるの?

2009.09.14 MON

男28歳・パパになる!ってどうよ?

(性の疑問について)自分が5歳くらいのころ母に聞いた時は、
精子と卵子の話は出てきましたが、じゃあそのふたつが
どうして出合うのかは「愛のなせるワザ」とにごされました。

ただ、にごし方がヘタくそだったので、
5歳児にして「あー、どうせそういうことなんだろうな」と
半ば予測がついていました。

子どもは意外にも世の中のいろいろなことに
気づく能力が備わっているんじゃないかと最近思います。

投稿者:ゆぅたさん (男性/24歳/神奈川県)

家庭内での性の話題は、
親にとっては取り扱いに困る問題のひとつでしょう。

とはいえ、ゆぅたさんの投稿にもあったように
子どもはとにかく何でも敏感に察するものです。

そこで、今回は今どきの性教育事情について調べてみたいと思います。

最近の子はちょっとマセている気がしますが、
もしかして性教育もボクらの時代より進んでいたりするのでしょうか?
イラスト/後藤亮平(BLOCKBUSTER) どこまでの性教育を望むかは各家庭により差がありそう…。学校側と父母の共通理解を得ることは、ボクらの想像以上に難しいことなのかもしれません。

小学校の性教育の内容ってどうやって決まるの?



2009年7月、大阪府堺市の小学校で男性教諭が妻の出産を撮影したビデオを5年生の理科の授業で上映。約10分間流された映像には、へその緒や局部の一部なども映っており、数名の保護者から学校に苦情が入りました。

男性教諭は「命の大切さを伝えたかった」ため、この映像を授業に持ち込んだといいます。しかし今回のケースは、明らかに行き過ぎた性教育だと批判する声も少なくなかったようです。

このような報道があると、子を持つ親は我が子にどんな性教育をすればいいのか(しなくてもいいのか)悩ましく思われるのではないかと想像しますが、現在、小学校ではどこまで性的な内容を授業で扱っているのでしょうか? 文部科学省に問い合わせてみました。

「性に関して、小学校では主に『体育の保健領域(以下、保健)』『特別活動』で触れます。保健では、小学校4年生で『初経』『精通』『変声』など思春期に起こる体の変化について学びます。一方、特別活動は、思春期の子どもたちの間で性についての疑問や悩みが生じた際、その問題を解消する時間です。学級会や学校行事というとイメージがわきやすいでしょうか。保健は性を含めた健康に関する知識を体系的に学ぶ教科で、各小学校において授業で扱う内容は一緒ですが、特別活動はクラスや地域で起こった問題を取り上げるので、学校によって内容が異なります」(文部科学省・尾原敏則さん)

保健の内容に関しては、文科省と「中央教育審議会(多くの学校関係者からなる組織)」との会議のもと、小学校4年生の発達段階に合わせた内容として先の事柄が盛り込まれたそうです。

とはいえ、ボクらの時代より全体的にマセた感じのする現代っ子は、保健の授業で習うレベル以上の悩みを抱えている気が。文科省によると、そういった場合は個別指導で彼・彼女たちの疑問や悩みを扱うそうです。

ちなみに、保健の授業でも性ついて触れる時間は、保健の全授業中の2時間程度。長い小学校生活を考えると、性について学習する時間はかなり限られているのですね。

では、なぜ冒頭で紹介したような問題が起こってしまうのでしょうか? それは尾原さんの次のような発言からうかがえます。

「性に関する指導は、児童の発達の段階を踏まえること、学校全体で共通理解を図ること、保護者の理解を得ることなどに配慮したうえで行うことを前提に、教育方法は各学校の任意となっています」

つまり、極論すれば「精通」を教える際、「自慰」についても触れる必要があると教師(または学校)が判断し、なおかつ尾原さんが教えてくれた「前提」に基づいていると教師(学校)が考えれば、それが授業で話される可能性があるわけです。もちろん、実際は学校全体の共通理解に加え、それを保護者会や学級懇談会などで保護者とも共有するため、問題化するようなことはあまり起こらないそうですが。

いずれにせよ、学校で教えられる内容を十分と思うかは、親により判断が異なるものです。もし足りないと感じた家庭では、どのレベルまで我が子に性教育をするべきなのでしょうか?
画像提供/株式会社 ホリプロ 「私が東京でエロ話をすると珍しがられるが、その理由がまったくわからない…。私の地元にいた熟女はひとり残らずエロかったですから」と話す岩井さん。学校での性教育の記憶はほとんどなく、岩井さんの知識はほぼすべて地域社会で育まれたのだとか。

岩井志麻子直伝!幼少期からのエリート性教育!



父親が「ゴホッ、ゴホッ!」と不自然な咳払いしたと思ったら、母親が強引に別のチャンネルにチェンジ。子どものころ、ドラマで濡れ場のシーンになると、家族団らんの席でこんな展開があったりしたものです。

親子で性的な話題は断固NG! 性教育についても何かと大っぴらに話しづらいというのが、我々の国民性といえるのかもしれません。

とはいえ、子どもの健全な成長を願う親としては、家庭での性教育の必要性も感じつつ、どう教えたらよいかわからないと戸惑うケースが多いようです。

そこで、TVでの過激な下ネタ発言などでもおなじみで、2児の母でもあるホラー小説家の岩井志麻子さんに、子どもと性の話をするうえでの心構えを聞いてみました。

「性の話題は、笑いを交えながら話すとよいと思います。よく大人のビデオのタイトルや風俗店の名前で思わず吹き出すようなネーミングを見かけますよね。あれは日本の素晴らしい文化ですし、笑える下ネタは大人と子どもをつなぐもの。いっそ、小学校の移動教室もすべて『熱海秘宝館』にすればいいと思うんですけどね」

いや~、やっぱり娘(ボクはまだいませんが)の前で下ネタはちょっと。岩井さんは子どものころ、大人から性的な話を聞いていたんですか?

「そうですね私が幼少期を過ごした昭和40年代の岡山の田舎では、地域に何人もエロばあさんというのがおりまして、その人が何でも教えてくれたんです。また、毎晩地元の若者宿(集会所や寄り合い)に老若男女が集まるんですが、たいてい一番盛り上がる話は下ネタ。当時、私の地元では子どもをいわゆる小さな無垢な存在として扱わず、小さな大人として扱っていたので、大人の話に子どもも普通に参加してたんです。その結果がこれですわ、フフフ (笑)」

こんな性教育エリート街道(?)を進んできた岩井さん。その流れは息子さんにもしっかり受け継がれているのだとか。

「私の息子に対する接し方も、当然生まれた時から小さな大人。彼は就学前から私のエロ小説を読むくらいのエリートでしたから、自然と親子でエロ話はするようになりましたね。そんな彼も、私が食卓で『最近、陰毛に白髪が生えてきてな』という話をしたら、『かあちゃん、さすがにオレもグレるぞ』とあきれてましたけどね(笑)」

子どもがいる場で性的な話題が出ると、たいていの大人はその場を何とか取りつくろうもの。しかし、その逆を行く岡山式で、岩井さんの息子さんは健全に育っているようです。

「子どもは本能的に、性的な話題に関して敏感です。ごまかしてもまずバレますし、彼らは親に止められるとその反動で自ら探求する傾向にあります。昔は子どもが自力でたどり着けるものは限られていましたが、今ではネットなどで過激な映像などを見てしまう可能性があるでしょう。そう考えると、親が性の話題に無理にフタをしない方がいいと思います」

う~む、確かに一理あるかも。小さなころから過激な性描写を見せるなどの性教育は避けた方がよさそうですが、かといって親子間で性についての話題をまったくしない関係もベストではない気がします。

思春期前の子どもを持つ家庭の役割とは、子どもが性に関する疑問を持った際、いつでも相談に乗れる親子関係を築いておくことなのかもしれませんね。 一般的に、関心が非常に高い性教育。

今の子どもたちはネットやケータイにより、
ボクらの幼少期より情報収集手段が発達しており、
年齢以上にマセている気がします。

これは大いに性教育ともかかわることで、
マセた子どもに合わせて性教育のレベルを上げるべきか、
それとも子どもの情報収集を制限すべきか。

こんな問題も浮上しうるわけです。
みなさんは、この「子どものケータイ・ネット問題」をどのようにお考えですか? 

何歳から導入すべきか、どの程度親の管理下に置くかなど
多様なご意見をぜひ投稿してください。

もちろん今回のレポートの感想もお待ちしております! 
アツい投稿をどうぞよろしくお願いいたします!

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