肉、ネギ、ニンニクは要注意!

なぜ “すかしっぺ”はクサいのか?音とニオイのワケありな関係

2009.09.17 THU



イラスト:牧野良幸
人前でおならが出そうになったとき、事を荒立てないよう細心の注意を払ってすかしっぺをしたのに、猛烈にクサくてやっぱりバレた。そんな経験ありますよね。

思えば、音が小さいおならは悪臭で、逆に音が大きいおならは微香なことが多いような気がする。もしやこれって人体の法則では? 内科・消化器科を営む鳥居内科クリニックの鳥居 明院長にうかがいました。

「その仮説、半分は当たっています。おならの音の大小は、肛門を通り抜ける際のガスの流れる速さと、体積で決まります。吹奏楽器と一緒で、速くて量が多いと大きな音が出るんです。一方のニオイの原因ですが、通常、ガスだけではニオわないんですよ」

音は理解できましたけど、ガスが無臭?

「ええ。そのガスは何からできているかというと、ひとつは人間がのみ込んだ空気です。もうひとつが腸でいろんな細菌が食べ物を発酵させる際に発生するガス。特に炭水化物のおイモ系がガスを多く発生させるといわれてますね。ただこれだけではニオわない」

つまり炭水化物由来のおならだと、音は大きいけどニオわないと。ではニオイの原因とは?

「主に硫化水素です。わかりやすいのが温泉玉子の、腐ったようなニオイですね。他にもイオウ成分が多く含まれている肉やネギ類、ニンニクなどを食べると、大腸で分解される際にインドールとかスカトールといったニオイの強いガスを発生させます。あるいは便秘で長期間、便が腸内にたまってしまうとニオイがキツくなりますし、病気が原因の場合もあります」

というわけで、仮に健康体で便通が良い状態で、イモだけを食べた場合、確かに「音は大きいけどさほどクサくないおなら」が出て、肉や乳製品だけを食べた場合は「音は小さいけどクサいおなら」が出る傾向があるそうです。が、音とニオイは別要素に起因する現象のため、場合によっては「音が大きくてクサいおなら」もありうると。ああ、身に覚えあるわ。


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