20代の65%が“YES”ってホント?

オフでも上司とつき合いたい!?R25世代の本音とタテマエ

2009.10.01 THU



写真提供/アフロ
統計数理研究所が行っている国民性調査によれば、「仕事以外で上司とのつき合いがあった方がよい」と答える割合は、20代が65%、30代が63%と3人に2人近くもいるそうだ。仕事が終われば自宅に直行派の自分には違和感のあるデータだが、同世代に聞き回ったところ、ほぼ全員が「つき合いがあった方がいいだろ」と回答。なかには、休日もBBQやゴルフなどに一緒に行くという人も。意外! 理由を聞くと、上司と人間関係がいい方が仕事がやりやすいとのこと。そりゃそうだけど昔からそんなこと言ってたか? 人事コンサルタントの城繁幸氏に聞いてみた。

「02年ごろから、徐々に景気が回復してきた影響が大きいと思います。つまり、日本型の終身雇用がまたいけるんじゃないかという気分が広がった。ならば下手に上司ともめない方がいい。むしろ密接な結びつきを求める傾向が出てきた。日本生産性本部の新入社員意識調査でも、そのころから終身雇用を希望する割合が増え始めてます」

確かに、最初から転職が前提ならそれほど人間関係を築く必要がないと考えることもできる。不況真っただ中の98年の調査では、20代が50%、30代が45%と落ち込んでいた。98年から08年の10年間で、上司とつき合いがあった方がよいと答える若者が大幅に増えたところをみると、景気との関連性があるという見方もうなずける。

「それでもホンネは、本当に上司と腹からつき合いたいというわけではないと思いますよ(笑)。よく『どこの会社に入ったら大丈夫ですか』という質問を受けます。とにかく安定志向が強いんです。ただ、もう終身雇用・年功序列は崩れてきているので、不況になれば上司とつき合いたくないという声がまた増えてくるでしょうね」(同)

同世代への聞き込みでは「結局は上司の人間性や実力による」との意見が多かった。嫌な上司ともつき合うが、それなりにメリットがあると考えてこそ。上司とのつき合いはあった方がいいとはいうものの、その中身は単純ではなさそうだ。


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