S・M・L・フリーサイズまで…

メーカーごとに違うサイズ表記基準の裏事情

2009.11.19 THU



イラスト:後藤亮平(BLOCKBUSTER)
自分はSなのか、それともMなのか。って、別に怪しい告白ではありません。これは服のサイズの話。似たような悩みを持つ人も多いのでは? そういえば、あのSやMといったサイズは何を基準に決まっているのでしょう?

「成人男性の場合、ヌード状態でのチェスト(胸囲)、ウエスト(胴囲)、身長の組み合わせでサイズが決定します」とは経済産業省の中野さん。一般的に使われるS・M・Lといったサイズは、ニットやシャツなど、伸び縮みする素材を使った衣服に用いる『範囲表示』という表記方法。これに対し、スーツやコートなどには『体型区分表示』という方法を使い、「92A5」(※下表を参照)というような表記になります。ただし、これらに基づくか否かはメーカー側の任意なのだそう。

成人男性用衣料のS・M・Lという表記が統一規格(=JIS規格)として定められたのは1980年のこと。それ以前にもこの呼び名は存在したものの、メーカーごとで基準(数値)がバラバラだったとか。

「現在の規格は、92~94年の3年間に測定した成人男性1万2686人のデータをもとに作成。様々な体型の分布を分析し、最も広範囲をカバーできるようなサイズ設定になっています」(同)

時代とともに変化してきた日本人の体型を考慮し、これまで何度か規格の見直しを図ってきたそう。最近では04年から06年にかけて新たに測定された人体計測データをもとに、規格の変更が必要か否かを検討中だとか。ここでひとつ疑問。よく「フリーサイズ」というのを見かけますが、あれは?

「JIS規格にそのようなサイズは存在しません。ただしメーカーによっては、幅広い体型に対応できるようデザインした服に、販売上の理由等から『フリーサイズ』と表記することもあると聞いています」(同)

また「LL」「O」「XS」なんてのもメーカーの独自規格で、JIS規格と店頭商品のサイズでは若干の差がある模様。この違いを把握し、自分にジャストなサイズを見つけましょう。


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