ケチなことは言いたくないけど…

頼んでないなら断われる!?「お通し代」異論反論

2009.11.24 TUE



撮影:櫻井健司
居酒屋へ行って、「とりあえず生」とオーダーするより早く出てくるのが「お通し」。頼んでもいないのに、なぜ出てくるのだろうか?

「お通しは海外でチップとして支払っているサービス料を、日本でも請求しやすくするための工夫のひとつといわれています」と疑問に答えてくれたのは、消費者問題に詳しい木村晋介弁護士。でも、そもそも頼んでいないものにお金を払わなければいけないのでしょうか? お通し代は支払う必要がないって聞いたことがあるけど。

「お通しは自ら頼んでいるものではないので、メニューや看板に明確な表記がない場合、法律上ではたとえ食べた後でも支払いを拒否できます。これは、不特定多数の人が利用する居酒屋では、お通し代は無料と認識している人がまだまだ多いためです。もちろん、支払う必要のあるサービス料だとの認知がもっと広まれば、新たな慣習となってお通し代の支払いが常識になることも十分ありえます」

食べた後でも拒否できるんですか! 確かに、お通しは有料サービスか無料サービスか、人によって認識に差がありますもんね。

そんな背景を意識してか、お通しをお客さんに喜んでもらえるよう工夫している居酒屋もあるといいます。「ひもの屋」などの居酒屋チェーンを全国展開する八百八町の代表取締役COO・加藤敏也さん、どんな取り組みをしているのですか?

「お通しは煮物、和え物、肴、漬物、フルーツなど8~10種類の品をお客様に見ていただき、その中から選んでいただきます。これは、私たち自身も客として利用した時、決まった物を出される方式では納得できないためです。薄利多売なフード業界では、お通し代は重要な収益というのが実情ですので、お客様に快くお通し代を払っていただく努力は必要だと思っております」

なるほど、そういう形式だったら僕たちも嬉しいですね。これを機会に、居酒屋を利用する時にはお通しのシステムに注目したいと思います。


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