そろそろ秋で、今年もあと4カ月

大人になってからのほうが1年を短く感じるワケ

2007.08.30 THU

今年も、もう9月。夏、短っ! なんで大人になると1年を短く感じるの? 気のせい?

「年齢とともに、時間の流れを早く感じるのは、性別や国籍を問わず、ほとんどの人間に共通する自然な感覚ですよ」

と慰めてくれたのは、山口大学時間学研究所の井上教授。時間感覚変化のメカニズムには諸説あり、現在も研究が進行中。主な説は簡単に書くと次の通り。

(1)10歳の1年は10分の1、50歳の1年は50分の1。つまり、1年の重みが違う。

(2)心理的な時間は一定ではない(ex.ツライ1分は楽しい1分より長い)。小学生が目を瞑って1分をカウントすると、1分未満になるが、同じ状況で60歳や70歳の人がカウントすると1分を超えるという統計がある。つまり、年齢によっても心理的な時間の流れは違う。

(3)人は記憶すべきコトが多いほど、過去の時間を長かったと感じる。

このうち、教授のオススメが(3)。この説には、脳の一部「海馬」が関係するという。

「両耳の奥にある海馬は、記憶を司る器官。ここを損傷すると、時間の感覚や記憶を失います。この海馬が『記憶する』と判断した回数が多いほど、人は過去を振り返って時間を長かったと感じるんです。子どものころは未体験の事柄に直面する機会が多く、より頻繁に海馬が働くため、1年を長く感じるのです」(井上教授)

なるほど。「初体験」が時間を長く感じるためのキーワードか。よ~し。この秋はジャンジャン「初体験」!

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