40以上のブランドを傘下におさめる

巨大ブランド帝国LVMHがファッションの世界を変えた

2007.07.26 THU

先日、LVMHがティファニーを買収か? というニュースが流れ、株価が急上昇するなど経済にも大きな影響を与えるブランドビジネス。40社以上の高級ブランドを傘下に納める“ブランド帝国”、LVMH(モエ ヘネシー・ルイ・ヴィトン)はどのようにして築かれたのか? フッション週刊紙『WWDジャパン』編集長の山室一幸さんにお話を伺いました。

「LVMHは現在のトップであるベルナール・アルノー氏が1984年にディオールの持ち株会社を買収したことから始まります。当時、不動産会社を経営していたアルノー氏は、高級ブランドが持つ貴族性やクラス感が、モードの民主化とともにビジネスとして利益を生むと考えたんです」

その後、モエ・ヘネシーグループと合併したルイ・ヴィトングループを買収。さらに次々と高級ブランドを傘下におさめていきます。その成功の秘訣はどこにあったのでしょうか。

「アルノー氏は優れたビジネスマンというだけでなく芸術的なセンスも持ち合わせている人物。買収したブランドの独自性を尊重しながら、ジョン・ガリアーノなどの新進デザイナーを起用して老舗ブランドを再生させました。さらに複数のブランドを持つことで生産効率や流通の合理化も実現。ブランドビジネスを成功させ、高嶺の花だった高級ブランドを世界中で手に入れられるものに変えたんです」(同)

計算されたビジネス戦略が、高級ブランドを支えているんですね。

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