赤ちゃんに泣かれるのには理由が…

生後半年の赤ちゃんも人の顔を識別できるんです

2007.04.26 THU

赤ちゃんの顔を覗き込んだとたん、泣き出されて困ったことはありませんか? 同窓会などで、友人の赤ちゃんに出くわす機会も多い近ごろ。なぜ赤ちゃんに泣かれてしまうのか、知っておきたいものです。

「生後半年から1年の赤ちゃんは母親そして家族の顔と、それ以外の人の顔とを自動的に区別します。だから、後者と接したとき、反射に近い反応で泣いてしまうことが多いのです。これを“ひとみしり”といいます」とは、中央大学文学部心理学研究室教授の山口真美先生。

そのころから、ひとりひとりの顔を識別できるものなのですか?

「他の動物に比べ、ヒトの赤ちゃんは首もすわってなければ歩けない、もちろんご飯もひとりで食べられないという未成熟な状態で生まれるのが特徴です。つまり、赤ちゃんにとって、世話をしてくれる人を認識できるか否かは死活問題。顔を識別するという高度なヒトの能力は、そのために発達したといえます」(同)

なるほど、先生が著作本(下記参照 ※L25本誌では本文外下部に詳細が掲載されています。)で述べられていた“赤ちゃんのしたたかな生存戦略”とはこのことでしたか。

「さらに言えば、赤ちゃんが親ないし、世話をしてくれる人の顔を好んで見ることは、養育意欲を高め持続させるため。赤ちゃんに見つめられて、愛情がわかない人はいないはずですから」(同)

このほか、人の表情も見分けるという赤ちゃん。その存在に好奇心がくすぐられますね。

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