私たちが感染する可能性はどれくらい?

はしかの流行が減ったことが「大人のはしか」大流行の原因に?

2007.06.14 THU

全国の大学の休講が相次ぎ、10代から20代の若者を中心に流行が広がり続ける「はしか」。今回の流行について国立感染研究所に聞いてみると、

「統計では、はしかの予防接種率は9割程度。つまり、残りの1割の人が毎年未接種ということになります。この1割の未接種の人の数が蓄積されていった時に、はしかの流行が発生するといわれています」 

さらに、近年、はしかの流行が減っていたことも原因のひとつだといいます。

「予防接種を受けた人でも、はしかのウイルスに触れる機会がないと、次第にその効果が低くなります。以前は、はしかの流行に遭遇することで予防接種で得た抗体が再び上昇する“ブースター効果”によって、効果が維持されていました。しかし、はしかの流行が減ったことで、若い世代の免疫力が全体的に低くなっていたと考えられます」(同)

ということは、私たちもいつ、はしかにかかってもおかしくないということ? 医学博士の西園寺克さんによれば、

「今回の流行に巻き込まれた人の多くは10代から20代後半。予防接種率も高く、はしかの流行も経験している30代以降ならあまり心配することはありません。しかし、女性の場合、妊娠中に感染すると流産や早産の可能性が高くなるので、将来のためにも抗体検査を受けておくことをお勧めします」

まずは、自分が予防接種を受けていたのかどうか、チェックしてみた方がよさそうですね

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