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もしも日本でサマータイムが導入されたらどんな効果があるの?

2007.06.21 THU


欧米を中心に世界70カ国以上で実施中のサマータイム制度。アジアで取り入れている国は現在ゼロ。だが、CO2削減に積極的な安倍首相は、導入に前向きな姿勢を見せている。

サマータイムとは、日照時間の長い夏場に時計を1時間早めて時間の有効化を狙う制度。夕方の照明や朝の冷房用の電力が節約され省エネとなり、CO2削減につながるとされる。実は日本でも、戦後直後の1948年から4年間だけ実施した過去があった。

「当時は戦後のエネルギー不足から電力・石炭などの節約のため、GHQの指導のもとに実施されました。しかし一方、朝鮮戦争特需による影響で、サマータイムは労働時間増につながるとの誤解が生じ、世論調査で反対多数になったことや、電力供給が改善されたことから廃止されました」(環境省・地球温暖化対策課課長補佐 高見晃二さん)

では経済が落ち着いたいまの時代に実行したら、どうなるの?

「省エネのほか、健康増進効果、空き時間の経済効果などがあると考えられています。また1年間で143万トンのCO2が削減できるという試算結果(平成18年度)も。しかし一方で、時計を全国的に1時間ずらすと、航空・鉄道等のダイヤ変更、交通信号機の調整などの手間やコスト増、そして時間変更による混乱の可能性もあります」(同)

魅力的な一方で、導入コストも大きいサマータイム制度。要か不要かを含め、この機会にみんなで考えてみるといいかも。

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