映画『それでもボクはやってない』に影響されて…

いつでも誰でも手続き不要裁判を初傍聴してきました!

2007.03.15 THU

周防正行監督作『それでもボクはやってない』、もう観た? 痴漢えん罪という身近な事件をモチーフに日本の裁判制度を描いたこの作品は、裁判とは何かを社会に問いかける快作。製作前には、監督自ら200回もの裁判を傍聴したのだとか。

この時初めて知ったのだが、裁判の傍聴は誰でも自由にできるんだって。東京ではほぼ毎日公判があり、予約も手続きもなしに傍聴できる。当日の公判内容は裁判所に行かないとわからないが、大きな事件でなければ抽選もないらしい。…そこで裁判をリアルに体験しようと東京地方・高等裁判所へ。ロビーに入ってまず驚いたのが、人の多さ。次に当日の公判リストを見てまたビックリ。離婚訴訟から殺人事件、地裁から高裁レベルまで、1日の公判数がとにかく多いのなんの!

今回は、その中から映画と同じ《強制わいせつ》、つまり痴漢の公判を選択。開廷5分前、傍聴人十数人が待つ法廷に被告人(50代男性)が登場。しばらくして裁判長が入廷し、被告人に懲役1年6カ月(執行猶予付き)を言い渡し即閉廷。その間たったの5分。有罪判決にドキリとしたものの、初傍聴はこうしてあっけなく終了した。

その後は《強盗》《殺人未遂》を含む3つの公判を体験。傍聴そのものは簡単だったが、気分は複雑。だって同じ空間に強盗罪の被告はいるし、証拠品の拳銃は出てくるし…。傍聴人には精神的タフさが必要みたい。

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