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変わりゆく街・日本橋。「江戸の心意気」を月刊誌で

2007.03.01 THU

プラネタリウムやレストランが登場し、変貌著しい日本橋。街探検に繰り出す前に、ぜひ手に入れてほしいのが1979年創刊のタウン誌「月刊『日本橋』」だ。お買い物情報からお江戸・日本橋を知る歴史読み物まで、扱うジャンルも幅広い。

しかもこの雑誌、無料です。街中のたいていのお店で手に入る。商店主ら加盟会員が買い上げて、顧客に配る仕組みだ。発行部数は驚きの4万3000部。不況期にも部数はあまり変動しなかったという。91年から編集長を務める堺美貴さんは、実は長崎出身。

「最初から日本橋に興味があったわけじゃないんです。でも取材で老舗のだんな衆や町の人と話すうち、『江戸の心意気』にひかれていったんです」

日本橋でよく聞く「だんな」という言葉。もとはサンスクリット語で「施しを与える者」という意味だという。儲けた分は街の文化や芸能のために使う。そんな「パトロン文化」が日本橋には脈々と受け継がれている。

最近、若者たちの「古き良きもの」への興味が増しているのを肌で感じるそうだ。編集部で求人を出すと、「日本橋が好きだから」という理由で応募してくる人が増えた。

「日本橋にはこれから新しいビルもたくさん建つのでしょうが、誰もが認める精神的な良さを失わないでほしい。変えることより、変えないことの方が難しいのです」

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