歴史を知ればわかるかも

なぜ北朝鮮の金正日総書記はあんなに権力を持っているの?

2006.11.15 WED

「金正日、美人秘書を妻に!」というゴシップから「拉致」や「核実験」関連のニュースまで、連日メディアをにぎわす『朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)』。日本の日常を当たり前と思っていると、なぜ金正日総書記があんなに権力を持っているのかわからないのでは? 調べてみると、その“理由”は約60年前の“あの戦争”にあるようだ。

「1945年、第二次世界大戦終戦直後から朝鮮半島の北緯38度線を境に、北をソ連、南をアメリカが占領。1948年には、南に李承晩大統領の大韓民国、北に正日の父、金日成の朝鮮民主主義人民共和国が米ソの影響下で建国されました。その後、1950年に始まる朝鮮戦争で、半島の分断は固定化されます」(朝鮮現代史研究者、代々木ゼミナール世界史講師の祝田秀全先生)   

こうして分断された朝鮮半島。祝田先生によると、以後『南』に対抗するためにも強い国作りが必要となった『北』では、金日成が政治的ライバルを次々に葬るやり方(旧ソ連のスターリンと同じ手法)で権力を拡大。1960年代末には、自らが最高指導者を務める朝鮮労働党をバックにした“個人独裁体制”を敷いた、とのこと。

そもそも、私たちにはこの“個人独裁体制”という言葉自体がピンとこないけど、例えるなら「怖すぎて誰も意見できないワンマン経営」のようなもの。そして、そのワンマン経営を引き継いだからこそ、今の北朝鮮では金正日が権力を持っているわけだ。

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