安倍首相電撃辞任の理由のひとつ?

11月1日で期限が切れるテロ特措法ってどんな法律なの?

2007.09.27 THU

安倍首相辞任から早2週間。辞任の理由のひとつとして取りざたされたテロ対策特別措置法(テロ特措法)だけど、そもそもどんな法律なの? 『日本の政治がよ~くわかる本』(秀和システム)の著者、辻雅之さんにお話を伺った。

「テロ特措法は、01年にアメリカで発生した同時多発テロをきっかけに、テロと戦うアメリカ軍の後方支援を行うために制定された法律です。自衛隊の補給艦と護衛艦をインド洋上に派遣し、アメリカ軍などの軍艦隊に給油を行っています。ただ、この法律は6年間で効力を失う時限立法。国会で期限延長を決定しないと、11月1日に法律の有効期間が満了します」

延長するのか、しないのか。これによって今後、何がどう変わるの?

「アメリカとの同盟関係に影響が出てきます。民主党の小沢代表はテロ特措法延長に反対しているのですが、7月の参院選で野党は過半数を確保。衆議院で通過した法案を参議院で否決できるようになりました。さらに、安倍首相の辞任によって、臨時国会も一時休止状態になったので、状況的にも時間的にも、11月1日の期限切れには間に合わないでしょうね」(同)

現在、インド洋で給油活動を行っている海上自衛隊の艦艇は、11月1日を過ぎると一切の活動ができなくなってしまう。アメリカとの関係を強化するのか、それとも距離を置くのか。日本はいま、大きな決断を迫られている。

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