歴史は100年以上。批判もありました…

ノーベル賞受賞者が決定その歴史をひも解いてみました

2007.10.25 THU

今年もノーベル賞受賞者が決定。世界で最も栄誉ある賞の歴史は100年以上。今回もアル・ゴア氏の平和賞受賞に“地球温暖化の不安をあおっている”と一部で批判が上がったように、過去には様々な問題が…。『これだけは! ノーベル賞 ノーベル賞受賞者と受賞理由がよくわかる』の著者・齋藤悠貴さんに話を聞いた。

「最も異論が出やすいのは平和賞です。例えば、00年の南北首脳会談で受賞した韓国の金大中元大統領は、会談相手の北朝鮮への不正送金疑惑が持ち上がり、韓国の野党から“カネで買ったノーベル賞”と批判を受けました」(齋藤さん)

ちなみに平和賞の選考は、ノルウェー国会が選出する委員会(元国会議員や優れた社会的功績が認められた人々などから選出)が担当している。また、そのほかの賞では、受賞後に研究業績に誤りが発覚してしまったケースもある。

「1926年に寄生虫発がん説でヨハネス・フィビゲルが生理学・医学賞を受賞しましたが、実は日本の山極勝三郎の研究の方が、その後のがん研究の発展に貢献するものでした。後年、当時の選考委員も“山極に賞を与えるべきだった”と発言したそうです。もちろん近年は、カロリンスカ研究所(生理学・医学)などの選考組織も徹底した調査を行い、慎重に選考に務めています。」(同)

重みのある賞だけに批判も様々。それを乗り越えてきたからこそ、今の権威があるのかも。

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