あまおう、とちおとめ、ももいちご、紅ほっぺ…

高級商品が続々登場!ブランドイチゴ開発の舞台裏

2008.01.31 THU

「あまおう」「とちおとめ」「ももいちご」「紅ほっぺ」など、フルーツ店にずらりと並ぶイチゴの数々。なかには、一粒700円という高級商品もある。でも、昔はイチゴってそんなに種類がなかったような…。渋谷西村フルーツ取締役仕入部部長の藤田由紀保さんに、現在のイチゴ市場について聞いてみました。

「いまは、イチゴブランドの戦国時代。90年代、『とよのか』『女峰』という2大ブランドのブームがきっかけになって新品種の開発に火がつき、ブランド戦争が本格化しました。いまでは、ほとんど全国でイチゴが栽培されています」

ほとんど全国!? なぜそんな大きな規模になったのですか?

「それぞれの県や生産団体が、イメージアップと経済効果を図ろうとしているのです。そもそも、四季により寒暖差がある日本は、イチゴの栽培に向いている。さらに、成長したイチゴ市場で独自のブランドを流通させ、生産地の知名度を上げようとしているんですよ」(同)

町おこしの意味もあるわけですね。

「ただし、問題点は長寿ブランドが作れないこと。新品種は『とよのか』『女峰』などの掛け合わせで作られるため、長く生産を続けると先祖がえりし、元の品種に戻ってしまうんです。また、毎年の気候の変化で一定の味や形が保てない場合もある。1ブランドの寿命は、長くても10~20年。品種が長く持たないことが逆に、競争に拍車をかけています」(同)

人気があるのは、色鮮やかで形が良く甘いもの。かわいい名前もポイントで、「やよいひめ」「なつみ」なんて品種もあるんだって。

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