霊的現象? それとも単なる疲れが原因?

意識はあるのに体が動かない“金縛り”ってどうして起こるの?

2008.03.27 THU

深夜、目を覚ますと体が動かない。迫りくる息苦しさ…怖いよ~(泣)。この恐怖体験、“金縛り”って何なの? 金縛り研究を専門とする福島大学共生システム理工学類の福田一彦教授に伺った。

「金縛りは、レム睡眠(体は休んでいて脳は活動している睡眠)中に起こる『睡眠麻痺』という一種の睡眠障害です」

霊体験だという人もいますが、金縛りで恐怖を感じるのはなぜですか?

「金縛りでは、脳の“恐怖心”に関係する部分が活性化しています。そのため、物音や光などの刺激に対して、反射的に『怖い』という感情が生まれるのです。すると脳は、つじつまを合わせようと原因となる体験(幻覚)を作り出します。また、レム睡眠中は心拍数が高くなり、呼吸も乱れて圧迫感を感じやすくなっています。覚醒時に近いほど脳の動きが活発なので、この恐怖体験を現実のように記憶するんですよ」(同)

なるほど。「何者かに首を絞められて怖かった」といった体験は、脳内で勝手に作り出されるのか。目覚めたときに実体験のように記憶されているニセの記憶が、霊体験の正体…。ちなみに、金縛りになりやすいのはどんな人ですか?

「仰向けで寝る人、仮眠をとる習慣がある人、寝る時間帯や睡眠時間がまちまちな人…。入眠後、すぐレム睡眠に入りやすい条件だとかかりやすいですね」(同)

疲れやストレスも一因になるとか。ま、これがわかっても、結局金縛りは恐怖体験なのよね(涙)。

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