この春、食料品が値上げされていますが…

原因は原油の高騰だけじゃない食料品が値上がりしている理由は?

2008.05.15 THU

スーパーで買い物をしていると、アレもコレも高くなったような…。昨年からガソリンの値上げの話題をよく聞くけど、食料品まで値上げしているのはなぜ? 生活経済ジャーナリストの和泉昭子さんに、値上げの原因を聞いてみました。

「まず、原油の高騰があらゆる商品の価格に影響しています。食品を製造する機械や輸送の燃料として不可欠ですから」

そもそも、なぜ原油は高騰したの?

「もともと原油の原産国である中東の政治情勢悪化で、生産量が低迷していたところに、中国やインドなどの新興国で原油需要が爆発的に増加したためです」(同)

なるほど。ガソリンも食品も、原油の高騰が影響して値上げされたんですね。

「食品の場合はそれだけでなく、さらに複雑です。様々な食品の原材料となる小麦も需要が拡大しています。なのに、小麦生産農家が小麦生産をやめ、バイオ燃料の原料として儲けの大きいトウモロコシの生産に次々と鞍替えしました。結果、深刻な生産量不足に陥っています」(同)

話題のエコエネルギーが原因だったとは…何とも皮肉な話です。

「そこへ、投資家やファンドの存在がさらなる拍車をかけているのです。現在、先物市場では、新興国での需要増加が見込まれる原油や小麦の買いが集中するという状況になっています」(同)

原油、小麦、先物取引…食品値上げの波は簡単には収まりそうもないようです。おかげで「買い控えダイエット」ができちゃうかも…?

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