個人でも日銀に出資できちゃう!?

一体どんな役割を担っている?日本銀行と普通の銀行との違いとは

2008.05.22 THU

国会でモメた結果、ようやく決まった日本銀行の総裁人事。でも、日銀って、実は政府の機関ではないんだって!

「日銀は政府から独立した“認可法人”で、日本銀行法という法律に基づいて運営されています。戦前まで株式会社だったので、その名残で今も個人で出資でき、ジャスダック証券取引所で出資証券が買えるんですよ。もっとも、日銀に出資しても株主総会もなく、メリットはないですが」と話すのは、元日銀マンで作家の本吉正雄氏。そもそも、日銀の役割は?

「お金(=日本銀行券)を発行し、物価と金融システムの安定を図ることです。流通するお金が増えると、お金の価値は下がります。そこで価値を戻すために、日銀は国債や手形を発行し、一般の銀行に買ってもらうことで、流通するお金を吸収するのです。逆にお金が不足しているなら、一般の銀行が発行する国債や手形を日銀が買い取ることで、流通するお金を増やします」(同)

いってみれば日銀は銀行の親玉というわけだ。残念ながら、個人で口座を開くなどの通常の銀行業務は行っていない。また職員は公務員ではないけれど、公共性の高い業務ゆえ、守秘義務が課されるなど、公務員同様に扱われているそう。

「日銀マンは中小を含め1万社近くの企業と頻繁に連絡をとっていて、景気の調査を行っています。あなたの会社にも日銀マンが来る可能性は大ですよ」(同)

遠いようで身近な日銀。経済安定のために不可欠な存在なのね。

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