記憶力抜群で超頭がいいって聞きますが…

街の嫌われ者ナンバーワン!?カラスにまつわる謎を解明

2008.06.19 THU

真っ黒な色といい、攻撃性の高そうな雰囲気といい、身近だけど薄気味の悪い「カラス」。あの風貌で、ゴミを漁るのだから印象が良いわけもない。ただ、なぜかカラスのそれ以外の行動ってイメージがあまりわいてこない。実際、彼らはどんな生活を送っているのだろう?

『カラスの常識』の著者で科学ジャーナリストの柴田佳秀氏に伺うと…。

「まずカラスは基本、森の木で寝ます。場所は東京でいえば、明治神宮など。そこから日の出前に街へ飛び立ち、日没前に森に帰るという生活を送っています」

森は彼らの寝床で死に場所にもなるが、死がいはほかのカラスが食べるので、我々がそれを見ることはまずないそう。

「彼らは動物の肉を好み、仲間の肉まで食べてしまいます。ただ一番の好物は、肉ではなく油脂。人の出すゴミは脂質が多いのでゴミ袋に群がるのです」

彼らは記憶力や危機回避能力が非常に優れているため、ゴミ置き場にカラスよけを配しても、見破ってしまうという。

「罠を仕掛けるより人が直接追い払った方が効果的。そんなことをしたら攻撃されるのではと思われがちですが、実は彼らが攻撃してくるのは巣やヒナが危険にさらされたときだけ。ゴミ置き場で襲われることはまずありません」

我々のイメージとカラスの実態には少し差がある模様。どうやらカラスという名の“凶暴な鳥”は、我々の頭のなかだけにいるようだ。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト