日本の食料自給率は39%!?

輸入食品の話題が多い昨今ですが…自給率ってどうしたら上げられるの?

2008.11.06 THU

値上げや異物混入など、食品への不安が次から次へと話題にのぼる昨今。国産食品に注目が集まっていますが、日本の食料自給率は2006年にたったの39%に。60年代には70%台だった自給率が、なぜこれほど落ちてしまったのか。食料自給率に詳しい丸紅経済研究所所長の柴田明夫さんに伺いました。

「食料自給率が下がったのは、高度成長期以降の食生活の変化によって米の消費が減ったのが大きな要因です。60年代以降、一人当たりの米の消費量が約半分になって市場は縮小し、それによって、農家の生産力も落ちてしまいました」

そこで農水省は、食料自給率アップのため、米の消費を増やそうとしている。同時に、米の価格を守るために、米の生産調整も行っているのだそう。

「しかし、いまは人口の増加や気候の変化などが原因で、世界的に食料の確保が危機的な状況にあります。ただでさえ日本の国土で生産できる食料は、現在の人口に対して最大でも100%にはなりません。何らかの原因で、海外からの輸入が突然不可能になったとき、直ちに米を増産することは簡単ではありません」(同)

では、自給率を上げるにはどうしたら?

「ヨーロッパでは、自給率が下がると国民の間で危機意識が高まります。国がこれに応じて、補助金などで生産者をサポートし、自給率アップを図りました。また、国民もスーパーで買い物をするときに、少なくともひとつは自国産品をカゴに入れ、自国の農業を応援するのです」(同)

食料自給率を上げるには、一人ひとりが自国産の食品を食べる意識を持つことが大切なんですね。

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