死者1300人超ともいわれていますが…

イスラエルの大規模なガザ侵攻今回の侵攻が起こった理由とは

2009.02.19 THU

約3週間で1300人を超える死者を出したイスラエルのガザ侵攻。今回の侵攻を含むいわゆるパレスチナ問題とは、簡単にいえば中東のパレスチナ地域におけるユダヤ人とアラブ人の対立のこと。

「現在のような対立の構図が確立したのは1948年。イスラエル(ユダヤ人)が一方的にパレスチナ地域での独立を宣言した時です」とは、オールアバウト『世界のニュース・トレンド』ガイドでジャーナリストの鳥羽賢氏。この独立により住み慣れた場所を奪われたパレスチナ人(パレスチナに住むアラブ人)とイスラエルの対立は長く続き、93年のオスロ合意など和平実現への動きもあったが、結局は失敗。両者はいまだ抗争の渦中にいる。

また、現在のパレスチナはイスラエルとの共存を模索する穏健派「ファタハ」と、イスラエルを拒み武力闘争を続ける強硬派「ハマス」の2つの組織が対立し、いわば内部分裂状態。今回の侵攻は、ガザ地区を実効支配するハマスとイスラエルの戦闘なのだという。では、なぜこの時期にイスラエルは侵攻したのだろうか。

「大きな理由のひとつに、アメリカの政権交代時期が挙げられています。オバマ政権はブッシュ政権と違ってイスラエルの武力行使を認めない方針だと思われていたので、政権交代前に攻撃を実行して、ガザ地区にいるハマスを叩いておきたいという狙いがあったのでしょう」(同)

1月中旬には、双方が停戦を宣言したものの、状況はいまだ不安定。まだまだ緊迫した状態が続くという。

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