過去最高の営業利益を達成!

不況の今、黒字続きの企業「任天堂」はなぜ元気?

2009.03.05 THU

大企業の業績悪化のニュースが次々と聞こえてくるなか、任天堂が5300億円という過去最高の営業利益に達する見通しだという。お先真っ暗な大不況にも負けない任天堂の強さの理由とは?

「大きく3つあると思います」とインターラクト代表取締役でゲームアナリストの平林久和氏。

「1つ目は、世界的な有名企業であり、大きな海外市場を持っていること。2つ目は、ソフトメーカーとしてもナンバー1であること。ソフトはハードよりも低コストで生産でき、利益率が高い。任天堂はソフトも世界一売れている企業なんです」

そして3つ目は、“面白いもの”を作るという企業哲学。タッチペンで操作する『ニンテンドーDS』や、実際に体を動かしながらプレイできる『Wii』など、任天堂のゲーム機には、大胆でユニークな発想が取り入れられている。これはゲームの概念に捉われず、“面白いもの”を作ることを最大のミッションとしているからだと平林氏は分析する。

「花札の製造業から出発した任天堂は、ゲームメーカーという枠組みよりもっと広いレンジで“遊び”を創造しようという意識が強い。過去にはウルトラハンドやラブテスターなど、当時の子供たちに大人気となった玩具も世に送り出しています。その『面白いものを作る』という主軸をぶれずに持ち続けていたことが、最大の成功の理由でしょうね」

本質を見失わない姿勢が、不況の今こそ大切なのかもしれない。

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