朝の訪れを知らせる身近な存在でしたが…

20年足らずで最大80%も減少!?スズメが減っている理由とは?

2009.03.05 THU

私たち日本人にとって身近なスズメが激減しているという記事が、2月3日付けの毎日新聞で報道されました。記事によると、国内のスズメの生息数はここ20年足らずで最大80%も減少したとみられるそう。その理由を、記事のもとになった調査を行った立教大学・特別研究員の三上修さんに聞いてみました。

「この数字はあくまで推定値ですが、減少値を少なく見積もっても、現在は20年前の50%程度しかいないと思われます。激減の理由に、気密性の高い住居の増加により、従来、屋根瓦や建物の隙間に巣を作っていたスズメが巣を作りにくくなったこと。また、未舗装の小道や空き地が減り、エサである植物の種を調達しにくくなったことが考えられます」

ほかに減少している身近な生き物って? 鳥類学・淡水魚などが専門の科学ジャーナリストの柴田佳秀さんによると…。

「メダカや、赤とんぼの仲間であるアキアカネは、農耕技術の変化によって激減しています。近年の稲作は大型機械を用いての作業が主流となり、農機が沈み込まないよう、水田は乾田に。そのことが、彼らの産卵場所やすみかを奪うことになってしまっているのです」

メダカは、環境省が指定する絶滅危惧種にも指定されているのだそう。ほかにも、カブトムシやトノサマガエル、タガメなども減少しているよう。身近な生き物だからこそ、人間の生活環境の変化が与える影響は大きいんですね…。

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