大阪府の予算が黒字化の見込み!

職員の給料カットや施設売却まで知事はどんな権限を持ってるの?

2009.03.12 THU

先日、大阪府の一般会計予算が11年ぶりに赤字を脱し、黒字化する見通しが明らかに。でも、知事が代わるだけでこんなに状況が変わるなんて、どの都道府県でもあり得るの? 明治大学政治経済学部の牛山久仁彦教授に聞きました。

「財政改革にあたり大阪府の橋下知事が行使した知事の権限は、地方自治法で定められたもの。知事の権限は全国でほぼ同じなので、知事の努力と手腕さえあれば、どの都道府県でも起こりうること」

具体的に知事の権限って、どんなこと?

「主に、予算編成と執行権、都道府県職員の人事権、図書館や公民館など公の施設の管理権、財産の取得および処分権など。橋下知事は、公の施設の管理を民間に委ねることで管理費を節減したり、府の財産である体育館などを売ることで収入を増やそうとしているわけです。最終的には議会の承認が必要ですが、人事権や予算執行権を持つ知事の府政への影響力が強いのは、当然のこと」(同)

どうして知事は、そんなに強い権限を持っているんですか?

「知事が、国民から直接選ばれた自治体の代表だからです。その信任があるからこそ、予算執行権を使って自治体が持つ何千億円ものお金を動かすことができ、人事権を使って職員の異動や給料カットまで行うことができるのです。権限が強い分、責任も重い仕事」(同)

そういう理由なんですね。知事の皆さんには、強い権限を有意義に使ってほしいものです。

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