小泉・安倍・福田の三代首相もそう

衆議院議員の3人に1人!?“世襲議員”が多いワケは?

2009.05.28 THU

親や祖父など親族の地盤を引き継いで国会議員となった、いわゆる“世襲議員”。小泉・安倍・福田さんなどの首相経験者をはじめ、衆議院議員の4割弱、現閣僚に至ってはなんと半数以上がそうだ。なぜこんなに世襲議員が多いの? 「世襲議員は選挙に有利だからです」と話すのは、ジャーナリストの細川珠生さん。

選挙で勝つには、俗に“三バン”が必要といわれる。地盤(後援会)・看板(知名度)・カバン(資金)だ。世襲議員の多くは親族が作り上げたものをそのまま引き継いでいる。だから他の新人候補者とは、スタート地点から差があるのだ。

「三バンのなかでも、資金があるかないかの違いが大きいですね。選挙にはお金がかかります。だから財力のある世襲議員が有利なのです。しかし問題は、彼らが親族の政治資金を、実質非課税で相続していることです。私たち国民は財産相続時に多額の税金を支払うのに、彼らはゼロだなんておかしいですよね? このように、三バンを持つ選挙に有利な候補者が立てられ、選ばれてきたことが、世襲議員の多い理由です」(同)

政治家としての資質や能力、情熱は二の次ってこと!? その反動か、最近は世襲制限すべきという議論が盛んだ。

「『世襲議員は一切ダメ』とは言いませんが、国会議員がその特権を親族に世襲するのは、やはり問題だと思います。今後、何らかの改善が必要でしょうね」(同)

次の総選挙では、世襲制限が争点のひとつになりそうだ。

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