長期間使えるものがオススメ? 掲載商品の価格を調査

引き出物のカタログギフト、コスパがいい商品は?

2016.06.08 WED

お得にスマートに… マネー得々大学院


カタログギフトの種類は様々。「地元カンパニー」という会社はクラウドファンディングの仕組みを採用し、郷土愛をカタチにした「地元のギフト」を支援者から資金を募って作っている 写真:iyuzuko / PIXTA(ピクスタ)
結婚式の引き出物として、いまや定番となっているカタログギフト。ゲストの手荷物を増やさず、自由に選べることから、選ぶ新郎新婦は多いという。

しかし、ご祝儀を包んだ代わりに受け取るものとはいえ、日用雑貨や食料品、お食事券や体験チケットなど、一冊のカタログに数百という商品が掲載されていると、その中からなるべくコスパの良いものを選びたい…と思うのが本音だろう。そこで、ウェディングプランナーの小谷由美子さんに、カタログギフトの選び方を教えてもらった。

「まず知っておいてほしいのが、カタログギフト自体、実はコスパ的にはあまり良くないんですよ」

それって一体どういうこと!?

「たとえば5000円相当のカタログギフトだとしても、そこにはカタログの印刷代など諸々の手数料が含まれています。さらに、商品の卸会社とは別に、カタログギフトの製作会社など、仲介会社にもそれぞれ利益がいくわけで、自然と商品にかけられるコストは5000円に満たなくなるわけです」と小谷さん。

つまり、新郎新婦が1冊のカタログに5000円かけたとしても、カタログに載っているのは、その金額以下の商品ということ。その中でも“より得をした”と思いたいなら、何を選ぶべき?

「一般的な感覚からいって、めったに買い換えることがなく、なおかつ長期間使えるものを選ぶのがオススメです。また、二人の記念にもらった品と覚えておけることも重要でしょう。たとえば、冠婚葬祭に欠かせない“ふくさ”などがいいのでは?」

ふくさのほか、フォーマル用のバッグや、ネクタイなども何度も使えるので“コスパが良い”と感じられる商品といえそうだ。では、下世話ではあるが、実際にカタログギフトにはいくら相当の商品がラインナップされているのか? 代表的なギフトカタログ(5000円相当)に掲載している商品の価格を編集部が独自で調査してみるとこんな結果になった(以下すべて税込)。

某文具メーカー ボールペン 4320円
某文具メーカー タイピン 4320円
某陶器メーカー ティーカップ 4320円
某レストラン ジェラート 4320円
某フルーツパーラー デザートセット 4320円
某洋菓子メーカー 焼き菓子セット 4050円

5000円相当のカタログギフトの場合、雑貨・食品系の商品はともに、4320円(税込)で売られている品物が多いようだ。なかには、やや価格の安い品物もあるが、雑貨でも食品でもあまり大差はなく、特筆して「コスパからいえば、コレを選ぶべき!」といえる品物はないようだ…。

どれを選んでも同じ(値段)…と思うとややガックリ(?)な部分もあるが、「コスパを気にするよりも、引き出物の本来の意味を知って正しく扱ってほしい」と小谷さんは語る。

「よく、引き出物をご祝儀に対するお返しだとか、プレゼントだと思っている人がいますが、それは間違いです。引き出物とはあくまで記念品。古くは名前の入った柱時計を送る習慣があったぐらいで、結婚した二人の幸せを願う、思い出すようなものであるのがベストです。そして、受け取る側は日用品であれ食品であれ、引き出物が届きましたという一報を新郎新婦に入れるとよいでしょう」

カタログギフトだからといって、もらったきりではダメ。「届きました、使っています、ありがとう」のメッセージとともに、写真をつけて連絡するのがデキる大人の作法のようだ。

(中村未来/清談社)

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