1度UP、時間短縮、時々メンテ…etc.

エアコン代、「節約テク」の合わせ技で年間●千円減

2016.08.07 SUN

お得にスマートに… マネー得々大学院


+1度に設定しても暑い場合、扇風機を併用すれば、電気代を節約しつつ体感温度が下げられる
写真:fofo* / PIXTA(ピクスタ)
お盆にかけて、猛暑が続くと見られる今年の夏。毎日エアコンが欠かせないけれど、電気代が気になるところ…。できれば賢く節約しながら快適に過ごしたいものだが、具体的にはどんなアクションが有効なのだろうか? 一人暮らしでもできるエアコンの節電テクニック別に、具体的な節約額を調査した。

●設定温度の上昇・利用時間の短縮 ⇒ 節約合計額:約1330円/年


まず思い浮かぶ節電術といえば、設定温度の調節だ。一般的にエアコンの設定温度は「28度」が推奨されているが、節電効果はどの程度なのだろう?

一般社団法人省エネルギーセンターの報告によると、「エアコンの設定温度を27度から28度に上げると、ワンシーズン(7~9月)で約820円の節約になる」(※)という。

※外気温度31度のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27度から28度にして9時間使用した場合

「住宅環境や外気温度などに左右されるので一概に言えませんが、おおよその目安として、設定温度を1度上げると、従来の電気代から約1割削減できます」とは、省エネルギーセンターの野尻雅人さん。ランチ1回分程度の節約額だが、小さな心がけは着実に効果を生むのだ。

ちなみに、エアコンの運転時間を1日につき1時間減らした場合だと、「年間で約510円の節約」になるとのこと(※設定温度28度の場合)。“プラス1度・マイナス1時間”の使い方を意識すれば、それなりの節約額になりそうだ。

●フィルタのメンテナンス ⇒ 節約額:約700円/年


さらに節電効果を高めるには、エアコンのメンテナンスもしておきたい。野尻さんいわく、「エアコンのフィルタを月に1~2回掃除するだけでも、年間で約700円の節約になる」とのこと。多少面倒ではあるが、日頃からフィルタ掃除をしておけば専門業者へのクリーニング依頼も減るため、長い目で見ても経済的といえそうだ。

●機体の買い換え ⇒ 最大節約額:2500~3500円/年


では、いっそのことエアコンを買い換えるのはどうだろう。最近は省エネ効率に優れたエアコンが多数登場しており、特に性能のよいモデルを買うことで節約額UPも見込めるはず。そこで、経済産業省が発表している家電製品の「省エネ性能カタログ(2016年夏版)」で比較してみた。(※6~9畳用の場合)

・A社の最新型エアコン/冷房の期間消費電力量:210kWh
・B社の最新型エアコン/冷房の期間消費電力量:136kWh

上記2つのエアコンでは、冷房期間消費電力量は「74kWh」の差。27円/kWhで算出すると…B社の最新型エアコンの方が1998円お得に!(外気温度35度のとき、エアコン〈2.2kW〉の冷房設定温度を27度で18時間使用した場合)

新たにエアコンを買い換える場合は、「期間消費電力量」が特に少ない製品を買うのがおすすめだ。これはAPF(通年エネルギー消費効率)として数値で指標化されており、値が高いほど省エネ効率も高い。買い換え時の参考にするとよいだろう。

また、同じ会社の製品でも、最新モデルと数年前のモデルでは節電効果に差が出る。業界最大手のパナソニックに聞いたところ、11年前に発売した製品と新製品との比較では、新製品の消費電力量は約15%もダウン。単純計算でも、年間で約2500~3500円前後の節約が見込めるだろうとのことだった(6~9畳用の場合)。エアコンの電気代がかかりすぎていると感じているなら、早めに買い換えた方が賢明かもしれない。

もちろん機体の買い換えにコストはかかるが、上記すべての手を打てば、1年間で5000円前後の節約が可能となる。設定温度や使用時間に注意を払いつつ、買い換えも視野に入れておく。連日の猛暑にひるむことなく、賢くエアコンを使いこなしたいものだ。

(池田香織/verb)

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