想像しあわせマイカー計画

第8回 お手軽アウトドアレジャーのススメ

2010.01.22 FRI

想像しあわせマイカー計画

ビギナーをサポートしてくれるのは、クルマの気軽さと安心感!



タフでワイルドなオトコの趣味…、なんてイメージのアウトドア。基本知識を身につけたり、必要なアイテムをそろえたりと、なんだか準備することも多そうだし、初心者がいきなり手を出すには、ちょっとレベルが高そうで…。

「そんなビギナーの方には、クルマで行くアウトドアレジャーをオススメします」

そう話してくれたのは、アウトドア雑誌『BE-PAL』編集長の酒井直人さん。

「たとえば、キャンプに出かける場合を考えてみてください。電車やバスで出かけるとなると、荷物を自分で運ばなければなりません。あまり重くならないよう、必要最低限のアイテムを選びたいところですが、知識や経験の乏しいビギナーにはなかなか難しい。現地に着いてから“アレを持ってくればよかった…”なんて後悔しがちなので、慣れないうちは、それほど必要性を感じないアイテムも含め、いろいろ持っていくのが正解。クルマがあれば、大量の荷物を運べるうえ、多少大きくて持ち運びにくいものでも、家で使っているものをあれこれクルマに放り込んでいけばいいので、最初から高価な専門用品を買いそろえる必要もありません」

なるほど、それなら今すぐにでも出かけられそう! どうしても必要なものは、アウトドアに慣れながら、少しずつ絞り込んでいけばいいんですね!

「クルマで行くことのもうひとつのメリットは、安心感。たとえば、山登りやトレッキングの場合、ベテラン登山者なら、スケジュール通りに登り下りできますが、ビギナーだとそうはいきません。時間の算段を見誤ると、電車やバスの時間に追われて気持ちが焦ってしまい、楽しめないばかりか、注意力も散漫になり、たいへん危険です。でも、登山口までクルマで来ていれば、帰りの時間を気にせず、自分のペースを保って行動できるでしょう。また、現地で予期せぬ暴風雨に遭遇したときでも、クルマなら車内に一時避難することも可能です」

クルマがあれば、持ち物や行動に余裕が生まれ、まさかのときも安心。その分、ビギナーでもアウトドアを手軽に楽しむことができる、ということのよう。
電車と徒歩では行き着けないようなところでもクルマがあれば楽々。家にあるカセットコンロを持っていくだけでもいろんな楽しみ方ができる
「キャンプや登山はちょっと…という人は、たとえば彼女と目的地を決めずに遠方へドライブに出かけてみる、なんてどうでしょう。景色のいい場所を見つけたら、そこでクルマを停めます。ハッチバック式のクルマなら、跳ね上げたリアゲートが屋根代わりになるので、荷室に彼女を座らせ、自分は折りたたみイスを出して対面へ。ワンバーナーでお茶でも沸かせば、そこが即席の“眺めのいいカフェ”になる。これも立派なアウトドア遊びだし、これだけの演出で、雰囲気が盛り上がること間違いなしですよ」

これくらいなら、インドア派の人たちでも簡単に楽しめそうですね! クルマの購入を考えている人は、こんな使い方も視野に入れてみると、クルマ選びがもっと楽しくなるかも!

この冬から始めるお手軽アウトドアは?



アウトドア雑誌『BE-PAL』編集長の酒井直人さんいわく、アウトドアレジャーは、クルマで出かけることで、ビギナーにもグッと手軽に楽しめるものになるのだとか。そうとわかれば、早速どこかへ行ってみたい! そこで、酒井さんにこの冬に楽しめるお手軽アウトドアについて聞いてみました。

「この季節ならやはり、スキーかスノーボードでしょう。最近では、集客のために道路が凍らないよう整備しているスキー場も増えています。そういったスキー場なら、チェーンやスタッドレスタイヤの心配も少なくクルマで出かけられるので、一度調べてみるといいかもしれません。クルマの機動性をいかせば、スキーはもっと楽しめます。スキー場の近くには温泉があるところが多いので、“存分に遊んだ後、スキーウェアのままクルマに乗って温泉に直行!”というのも魅力的ですよ」

ちなみに、東京から行けるスキー場で混雑しがちなのは、ガーラ湯沢だそう。上越新幹線の駅と直結しているので、クルマを持たないスキーヤーが集中するのが原因。逆に、クルマで行くスキー場には比較的空いているところが多く、滑り放題のところも多いのだとか。

「もっと気軽に楽しみたいなら、この季節はバードウォッチングもオススメですよ。冬は木々の葉が落ちるので、かえって野鳥を見つけやすい。カモなどの渡り鳥も観察できるし、バードウォッチングの入門には、冬の方がいいんです。8倍程度の双眼鏡と野鳥図鑑があるとより楽しめます。ノートパソコンを携行して、ネットで調べたり、情報収集してみるのもいいかも」

今始めるなら、一般的に馴じみの薄いスノーシューイングもオススメだとか。スノーシューイングとは、スノーシュー(西洋かんじき)を履いて雪原を歩き、ウサギの足跡を見つけるなど自然観察をすること。スキー場近くのペンションでは、スノーシューイングのツアーを随時企画していて、スノーシューも貸し出しているところがあるそうなので、探してみると面白いかも。

「雪原を歩くだけですから、子どもから年輩の方まで誰でも楽しめます。ゲレンデとの決定的な違いは、その静寂感。都会ではなかなか体験できない静けさのなかに身を置くと、心身ともにリフレッシュできます。特にカップルにオススメなのが、ムーンライトツアーですね。月の光に浮かび上がる銀世界はすごく幻想的だし、彼女もきっと感動してくれるでしょう」
アウトドアといってもヘビーなものばかりではない。これならクルマで楽しみに行く目的として最適かも
そもそも、思い立ったらすぐに出かけられるのが、クルマ+アウトドアの面白さ。酒井さんは3人息子のパパですが、目的地を決めずに、とりあえず家族をクルマに乗せて出かけることもあったそう。

「高速道路の分岐点などで、右に行くか左に行くか、子どもに決めさせるんです。とんでもないところまで行ってしまっても、クルマなら何とかなる。宿がなくても、毛布や寝袋を積んでおけば車中泊もできるし、カセットコンロと鍋をクルマに積んでおいて、道の駅で調達した食材で“ご当地鍋”を楽しむのもいいものです」

なるほど! アウトドアって、難しく考える必要は全然ないんですね。思い立ったら、とりあえずクルマで出かけてみる。まずはそこから、自分なりのアウトドアスタイルを見つけるのがよさそうです! ワイルド、タフ、ヘビーデューティー、サバイバル…、
「アウトドア」に対して漠然と抱いていたそんなイメージが、今回の取材でちょっと変わった気がします。
やり方次第では、特別な技術や道具が必要なものだとは限らないんですね。
今年は、クルマ+アウトドアにもっと注目してみようと思います!


今回の調査を参考にみなさんの疑問や意見を聞かせてください。お待ちしています!

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