想像しあわせマイカー計画

第9回 ちょっとリアルなマイカー購入プラン

2010.02.05 FRI

想像しあわせマイカー計画

まずは家計を見直してシミュレーション!



クルマの種類やお出かけ先など、マイカー生活をいろいろ想像するのは楽しいものの、いざ買う段まで考えると、「う~ん、毎月払っていけるのかなあ」と、不安がムクムク。
そこで今回は、マイカー生活をスタートさせるためのお金について、ワタクシ久留間購太郎をモデルケースに考えてみました!
まず必要になるのは、クルマの購入代金ですが、当然…現金で買う余裕なんてありませんよ! そうなると、やっぱりオートクレジットを組むことになりそうですが…。

「毎月いくらまでなら大丈夫なのか。まずは家計をしっかり見直して、支払い可能な金額をきちんと把握することが、リスクのないクレジット利用のポイントです」

そうアドバイスしてくれたのは、ファイナンシャル・プランナーの伊藤裕さん。ではさっそく、家計の状況をチェック! 家賃6万5000円、食費4万円、交際費3万円、水道光熱費8000円、携帯料金7000円、被服代5000円、その他雑費(クリーニング代、散髪、生活雑費等々)2万5000円の合計18万円。うーん、クレジットに回せるお金の余裕は、そんなに多くないかも…。

「現状の生活費の中に、もっと節約できる余地はあるはずですよ。たとえば、何に使ったか思い出せないのに、確実に財布から消えている“使途不明金”。それが、雑費2万5000円に含まれている可能性は多分にあります。」

伊藤さんいわく、たとえば、朝の通勤中に買ってしまう新聞や雑誌をやめて、ケータイや電車内の中吊りで情報収集する、スーパーやコンビニでは、とにかく必要な物だけを買う習慣を身につけるなど、これくらいの心がけでも、1日500円、人によっては1000円も支出が違ってくるのだとか。なんだか無理のないクレジット生活がグッと現実味を帯びてきましたよ!
生活費の中にも、節約できる部分はまだまだあるかも! クルマのある生活を想像してみれば、自炊だって苦にならない!?
「ほかにも、平日の夕飯を外食にしているなら、これをすべて自炊に切り替えることで、1食平均400~500円に抑えられます。外食代が800~900円程度だったとすると、月7000~8000円程度の節約になる。自炊の予算を抑えると野菜中心となるので健康的で料理の腕も上がる、なんてメリットも。また、大きく減らせるのが交際費。飲みに行けば、最低3000~4000円程度はかかるもの。たとえば、回数を週1回から2週間に1回にするなど、意識的に月に2回程度控えることで、7000~8000円程度節約できます。こうした削減分に、先の使途不明金を合算すれば、月3万円前後、支出を減らすことも可能です。すべての支出に優先順位を付けてみてください。クルマの順位が高ければ、ほかの支出を削っても、さして苦にならないはずです」

なるほど! でも…僕、なかなか意志の弱い方でして…。日々の欲望に打ち勝つ自信があまりないんですが…。

「では、実際にどのくらい無理なく支出を抑えられるのか、試算のうえ、まずは試しに生活してみることをオススメします。目安は最低3カ月間。それで毎月浮いた資金をもとに、クレジットプランを考えてみるといいでしょう」

購入後に苦しくなるかどうかを事前に試してみる、というわけですね。石の上にも3年…でがんばるのは大変ですが、このくらいなら試せるかも。クルマ購入後の楽しい生活を念頭に置き、明日からお試し節約生活を実施してみます!

クレジット以外の維持費は、どのくらいかかるの?



マイカーにかかるお金は、購入代金だけではありません。ガソリンに駐車場、保険、税金、車検…、なんだか購入後もすごーくお金がかかりそう。

「もちろん、クルマを購入する場合には、その後のランニングコストも含めて考えておくことがとても重要です」

と語るのは、ファイナンシャル・プランナーの伊藤裕さん。うーん、後先考えずに買ってしまうと、気が付けば “クルマビンボー” まっしぐら、なんてことにも…。

「ただ、ランニングコストは工夫次第で削れる余地もあります。たとえば、排気量の小さいクルマやエコカーを選べば、ガソリン代や税金がお得になります」

なるほど! では実際、マイカーの維持費って、どのくらいかかるものなのでしょうか? 伊藤さんのアドバイスをもとに、具体的な金額をレッツ試算! 今回は、1300ccの新車を購入した場合を例に考えてみました!
ランニングコストは、車種や利用の仕方、駐車場代によって細かく変わってきますが、今回の試算では3万円程度になりました
まずはガソリン代。主な使用は週末だけで、月に1回は遠方へのドライブを楽しみ、それ以外は都内やその近辺のデートで利用、というくらいの使用頻度なら、月々の走行距離は300km程度。ガソリン代は月額2500円(※1)くらいで済みそう。

次に保険。任意の自動車保険は対人・対物無制限で車両保険などを付けなければ、月額4500円くらい(新規加入時にもっとも割高な年齢条件の場合)。

うっかり忘れそうなのが、年1回の自動車税と、数年に一度の車検費用。自動車税は、1300ccなら年間3万4500円。12カ月点検は、年1回あたり約1万円。もっとも支出が大きい車検(普通自家用車は初回が購入から3年後、それ以降2年に1回)は、整備費用+法定費用(※2)で8~9万円程度(部品交換費用を含まず)。これらを月割りすると月額約6000円。(※3)

これらを合算した1万2000円に駐車場代を合わせると、月々のランニングコストになるわけですね。

「駐車場代はピンキリですが、屋根のないタイプは割安であることが多いので、家から多少離れた場所まで含めて探してみるといいでしょう。毎日乗らないなら、少し遠くても、それほど不便は感じないでしょう?」

うーん、駐車場次第ですが、これくらいなら、なんとかいける…かなぁ。

「ある程度、毎月の収入から資金を捻出できるめどが立つなら、基本的には購入に前向きでいいと思います。月々の支払いを不安に思うあまり、“オートクレジットを利用せずに、お金を貯めてから購入した方がいいのでは…”という人もいますが、クレジットを利用することには、プラス要素もあります。たとえば、クレジットを組んで生活してみることは、将来、さらに高額な住宅ローンを背負った場合の絶好の予行演習になる。なにより、現金で買おうとすると、資金を貯めている間の時間をロスしてしまう。若いとき、その時代にしか体験できないクルマ生活は、金利を払っても手にする価値があると思いますよ」

なるほど、クレジット払いは、“時間を買う”ということでもあるんですね! クルマとお金の関係は時にシビアだけど、それもやがて自分にプラスになる。そう考えれば、今から始めるマイカー生活は、より有意義になるかもしれません。

(※1)平均燃費を1リッター15Km、レギュラーガソリン1リッター125円で試算。
(※2)自動車重量税と自賠責保険料の合計。自動車重量税は1000kg超1500kg以下で3万7800円。自賠責保険料は24カ月で2万2470円。ほかに印紙代1700円。
(※3)2000ccの新車の場合は自動車税が3万9500円となるほか、車検費用は9~12万円、燃費は1リッター10km程度とすると、月々のランニングコストは1300ccより2000~3000円アップとなる。またエコカー減税対象車(平成17年排出ガス基準75%低減レベル&平成22年度燃費基準+25%達成車)の場合、購入時の自動車重量税、自動車取得税が全額免除もしくは75%軽減となるほか、平成22年3月31日までに新車登録をした対象車(軽自動車を除く)は、購入の翌年の自動車税が約50%軽減される。 クルマを手にするということは、
すなわちお金の問題と正面から向き合うということ。

ただ、購入前に家計を見直し、
維持費をしっかり把握することで、
その壁は乗り越えられるものだとわかりました。

努力して欲しいものを手に入れる喜びはまた格別!
そんな喜びを体感してみるのもいいかもしれません!

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