バンクーバー五輪もいいけれど…

データ重視が勝利のカギ 「ID雪合戦」がアツすぎる!

2010.02.18 THU



写真提供/昭和新山国際雪合戦実行委員会
以前に小誌でも紹介した「スポーツ雪合戦」がここ最近ますます進化しているようだ。誕生から20年以上たち、今や高度な技術と作戦を必要とするレベルになっているというから驚き。

まずはルールをおさらいしよう。競技の舞台となるのは、横40m・縦10mのコート。センターを挟んで左半分と右半分が、それぞれ対戦チームの陣地となる。1チームはフォワード4人、バックス3人。試合は1セット3分3セットマッチで、2セット先取で勝利。時間内に敵陣地に立っているフラッグを抜くか、雪球を相手チーム全員に当てれば勝ちとなる。

さらに種々の仕組みやルールが、このスポーツに戦術性をもたらしている。たとえばフォワードの動けるエリアが決まっていること。また、自陣に2つ、センターラインに1つある「シェルター」と呼ばれる雪の壁の存在。これに隠れれば相手の雪球を防ぎながら攻めの機会をうかがえるため、シェルターの争奪戦は重要ポイントになる。ちなみにシェルターに隠れても、「ロブ」と呼ばれる山なりのボールで狙われてアウトになる場合があり、なかには「ロブ名人」的な選手もいるとか。よって、「1トップか2トップか」「バックスが後ろからロブを集中的に投げ込んだスキにフォワード3人が一気にフラッグを目指す」など、フォーメーションや戦術に違いが出てくるのだ。

そんななか、注目を集めているチームが、北海道の「あたりや本舗」。なんと彼らはデータを駆使する「ID雪合戦」を実践しているという。たとえば自チームの選手の試合のビデオを撮影。ストレートとロブ、球種別のヒット率などを調べ、今後の練習、試合に生かす。相手チームの分析ならば、誰がどの位置から何球投げ、どれくらいヒットしているかを分析、敵のキーマンや隠れたウイークポイントを洗い出す、といった具合。その様子は、もはやプロ野球の域。雪合戦=牧歌的、と思っている人は考え直した方がいいかも!?
(田沢健一郎)


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