W杯、どこまでいける?

日本代表の“レベル”ってどれくらいなの?

2010.04.14 WED


完敗を喫したセルビア戦をスタンドで見守るサポーターたち。この翌日には、日本サッカー協会のビル前で監督の解任を要求するデモ騒動も勃発した Photo:北村大樹/アフロスポーツ
6月11日に開幕するW杯南アフリカ大会。岡田監督のブチ上げた「ベスト4」という目標を本気で信じ、日本代表を大いに盛り上げていきたい…のは山々だけど、イマイチ本気にできないというのが正直なところ。

去る4月7日に行われたセルビア戦でも、選手が全員“2軍”という相手に対し、0対3というまさかの大敗。最終メンバーの確定前としてはこれがラストのテストマッチだっただけに、本番への不安はますます募るばかりだ。

もちろん、南アフリカで大躍進する岡田JAPANの姿を夢見るわけだけど…実際のところ、日本代表のレベルってどれくらいなのだろう?

「アジア以上、世界未満。これが日本代表のリアルな立ち位置です。最新のFIFAランクでは45位(3月31日現在)につけていますが、これですらやや高めだと思った方がいいでしょう」と教えてくれたのは、“サッカー戦術の教科書”と名高い『4-2-3-1』(光文社)などの著書を持つ、スポーツライターの杉山茂樹さん。

国際マッチの成績でポイントが決まるFIFAランキングは、格下のアジア諸国やレギュラー不在の強豪国チームと戦うことが多い日本にとって、そもそも有利な設定になっているのだとか。

岡田JAPANは通算成績で24勝12分7敗(4月12日現在)と勝ち越しているものの、勝てる相手とばかり対戦しているため、目先の戦績で実力を正しく測ることはできないというわけだ。これは、38勝14分け17敗、FIFAランクで18位という好成績でドイツW杯にのぞみ、1分2敗と大惨敗したジーコJAPANを例にとってもわかるだろう。

「代わりに『サッカー偏差値』という物差しで眺めるとイメージしやすいかも。これは私が著書などで提唱しているもので、各国の選手や監督の実力、ファンやメディアの成熟度、サッカー環境の良し悪しなどを総合的に勘案して割り出した数値ですが、日本はせいぜい52というところでしょう。スペインやブラジルなどトップクラスの国が70前後と考えるとまだまだ雲泥の差。ベスト4という目標の難しさがわかると思います」

アジア予選は「強者」として戦ってきた日本だが、W杯では一転して「弱者」の立場になる。このことをしっかり肝に銘じ、試合の戦い方を変えていく必要があると杉山さんは語る。では、“挑戦者”の日本代表が目指すべき戦い方とは? 続きはまた次回!
(清田隆之/BLOCKBUSTER)

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