プロのスカウトはココを見る!

逸材を見分けるポイントは選手の“着こなし”にあり!?

2010.04.15 THU



写真提供/AFLO
球春到来! 今年も日本に野球の季節がやってきた。で、がぜん注目なのが大学野球。実は今年、10年に一度と言っても過言ではないほど逸材がそろい、秋のドラフト会議で上位指名確実な選手が何人もいるのだ。たとえば“佑ちゃん”こと斎藤佑樹(早稲田大)もその一人。気がつけば彼も大学4年。今季は主将としてもチームを引っ張っている。ほかにも同じ早大の快速右腕・大石達也など名前を挙げれば切りがない。

なんて話をしていたら、編集会議でこんな疑問が出た。「プロのスカウトは選手のどこを見てプロ候補として判断するのか?」。確かに甲子園で優勝した選手でも、ドラフト候補にならない選手もいる。

実はプロのスカウトに話を聞くと、試合の結果や記録などの表面的な数字は、参考資料にはするが指名の決め手にはならないという。それよりも重視するのは選手の潜在能力や技術、内面。さらに、そもそも候補対象となるかどうかは「選手の第一印象」による部分も多いとか。プロ野球・巨人の大森剛スカウトは次のように語る。

「スカウトは“三球一振”という言葉をよく使います。投手なら直っすぐ、変化球、セットポジションの投球の三球、打者なら一振りでいい選手かわかる、という意味です。それくらい第一印象を大事にしているんです。もちろん第一印象がすべてではありません。しかし、後に活躍する選手はだいたい最初に見て雰囲気やセンスがいいと感じた選手なんです。抽象的な話なので説明が難しいのですが」 

具体的にはどういった点に着目するのか。

たとえばユニホームの着こなしがサマになっているかどうか。その姿には野球センスのよさや野球へ取り組む姿勢が表れるんです」(広島のスカウト部長・苑田聡彦さん)

「私の担当した坂本勇人は、プレーの躍動感が素晴らしかった」(大森さん)

僕らは「MAX○キロ!」など数字に注目しがち。でも、プロのスカウトはちょっと違う見方をしているのだ。
(田沢健一郎)


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