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愛媛のイヨカンは山口生まれ!?

2010.05.06 THU

コンビニ研究所


シェリエドルチェα 白い伊予柑ケーキ サークルK/サンクス 135円 イヨカンの香りがさわやかな、しっとりした食感の焼き菓子じゃ。真っ白に焼き上げた生地には、愛媛県産のイヨカンピールが練り込まれておる。卵白をふわふわに泡立てたメレンゲが使用され、きめ細やかな仕上がりだぞ。
助手:いい香り…。ミカンですか?

博士:いや、イヨカンじゃ。同じ柑橘類で香りが似ているから、間違えても仕方あるまい。

助:僕、あんまり違いがわかりません。ミカンがちょっと硬く実るとイヨカンって呼ぶ、みたいな感じですか?

博:アホか。イヨカンはミカン類とスイートオレンジ類が交雑した品種「タンゴール」の一種だといわれておる。かつては「イヨカン」ではなく、「穴門ミカン」と呼ばれておったがな。

助:アナト?

博:山口県萩市の古い呼び名じゃよ。

助:山口県? イヨカンといえば「愛媛」ってイメージですけど。

博:今や愛媛の特産品だが、原産地は山口県。1886(明治19)年に現在の萩市内で自生していたのが発見されたんじゃ。

助:それが愛媛に伝わった、と。

博:そう。発見から3年後には松山市に移植され栽培されるようになったらしい。同じく愛媛の特産品だった「ミカン」と呼び間違えないように、昭和になって松山市の古称である「伊予」にちなみ改称されたんだぞ。

助:山口生まれ愛媛育ちってとこですね。

博:ウム、ただ現在イヨカンとして主に売られている「宮内イヨカン」という品種は、イヨカン発見から約70年後、愛媛で突然変異によって生まれたもの。果肉が甘くジューシーな新種だったため、全国的に広まったといわれておる。

助:なるほど。本当に甘くてジューシーか確かめるので、博士、そのイヨカンは僕にください!

<参考資料>『よくわかる栽培12か月 柑橘類』(根角博久/日本放送出版協会)、『果物・種実 新・食品事典6』(河野友美:編/真珠書院)

愛媛のイヨカンは山口生まれ!?

佐々木彩夏、溝口玲以子(アート・サプライ)=取材・文
text AYAKA SASAKI, REIKO MIZOGUCHI

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