短期集中!筋トレ実践講座

第4回 “マンガ的”筋トレで筋肉は付くの?

2010.06.25 FRI

短期集中!筋トレ実践講座


谷本先生いわく、「東京タワーの上から下まで階段で下りることは、同じ高さから地上まで飛び降りた場合に受ける衝撃のエネルギーを分散しながら筋肉で受けているわけです」とのこと

マンガの中で出てくるトレーニングを、実際にやってみた



重い亀の甲羅や重い服を身につけたり、高重力下でのトレーニングで体を鍛えていた人気漫画『ドラゴンボール』の孫悟空。実際のところ、こういった漫画のトレーニング方法の効果ってどうなの? かねてからのギモンを解決すべく、近畿大学生物理工学部人間工学科の谷本道哉先生を直撃しました!

「人間の筋肉は、全力であげられる重さの60~70%以上の負荷をかけないと筋肥大が起きないとされています。ドラゴンボールのトレーニングの場合、背負う甲羅の重さやかかる重力にもよりますね。それによって悟空が日常的に動ける重さであれば、体に対しての負荷は20~30%程度でしょう。その状態で動き続けても、疲れるだけで筋肥大という点では効果が低いと思います。それなら、ダンベルやトレーニングマシンなどを使って、短時間で集中的に負荷をかけた方がムキムキになれますよ」

ガーン! 重い服や高重力下でトレーニングしていた悟空の努力は、空しくも科学の前に敗れてしまいました…。それでは、『マガジンSPECIAL』で連載中の野球漫画『Dreams』で描かれた“東京タワーの下り階段をひたすら下り続けるトレーニング”はどうでしょう?
漫画の中で出てくるトレーニング効果の一覧。「ビール瓶で拳をつぶす」(特攻の拓)は、筋肉には関係ないものの「空手家が砂袋で拳を鍛えるのと同じで効果的。硬いもので骨を叩くことで、骨も硬くなります」(谷本先生)と意外な事実も発覚しました。マネをするのは危険なのでご注意を…
「これは、有効なトレーニングですね。階段を下りる行為は一見楽そうに見えますが、体の外からのエネルギーを筋肉で受け止める動きになるため、筋肉の損傷が起きやすい動作。筋損傷からの回復は、“超回復”といわれる筋肥大を促す重要な要素のひとつです」

こ、これはムキムキになるためのトレーニングに使えるじゃん! そうと決まれば実践あるのみですね。というわけで、東京タワーの展望台エリアから建物の5階相当のエリアまでつながっている約500段の外階段に挑戦。 「ゆっくりでなくてもいいので、一歩一歩丁寧に着地する意識で下りると、筋肉にきちんと負荷がかかって効果的ですよ」という谷本先生のアドバイスを参考に下りていきます。景色を楽しみながら一歩ずつ下りていくものの、下り切った直後の下半身はパンパンに…。

東京タワー企画部の田中幸乃さんによると「過去に、ボウリングブームの立役者となった中山律子選手やプロ野球選手も、下半身の強化のためにこの階段を上り下りしていましたよ」とのこと。もしかしたら『Dreams』も実話からヒントを得たのかも!? R25世代の皆さん、激しく揺れる満員電車に耐えうる足腰を身につけたいなら、休日の過ごし方は東京タワー観光に決まり! え、誰も真似しないって? 筋肉について、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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