世界のジンクス その2

次のW杯開催国は一度も優勝したことがない

2010.06.23 WED


1950年大会決勝。64年前の悲劇を乗り越えブラジル代表は今大会の優勝、そして自国開催での優勝を狙う 写真提供/AFLO
今回も優勝候補に挙げられる「サッカー王国」ブラジル。優れたテクニックを生かした攻撃的なサッカーがブラジルの代名詞となっているが、ドゥンガ監督率いる今大会のブラジル代表は一味違う。とにかく守備が堅く、かつてのブラジルが見せていたような華麗さは影をひそめている。面白味を欠いたサッカーであることは否めないが、それだけ堅実な戦いを見せているからこそ、優勝候補の呼び声も高いのである。グループリーグ初戦では北朝鮮を相手に苦戦を強いられながらも2対1で退けて順調なスタートを切り、続く2戦目でもアフリカの強豪コートジボワール相手に3対1で完勝。グループリーグ突破を確定させ、大会制覇へ順調なスタートを切った。

だが、今大会、ブラジルが優勝できない可能性を示唆するデータがある。次回2014年大会はブラジルでの開催が決定しているが、これまで次の開催国が優勝をしたことがないのだ。

ブラジルにとって自国での優勝は悲願…。というのも1950年ブラジル大会決勝戦でウルグアイに敗れ、優勝を逃した苦い経験がある。19万人を集めて行われたその試合の後、4人の観客がショック死する惨事が起きることに。その敗戦は、試合が行われたスタジアムの名にちなんで「マラカナンの悲劇」と呼ばれており、今でもブラジルサッカーの負の歴史として語り継がれている。そんなブラジルにとって、今大会はジンクスを吹き飛ばして優勝し、4年後への弾みをつけたいところなのである。
(佐藤拓也)

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