大航海時代にコロンブスが広めたらしい

今夏、秘かに人気上昇中? 「ハンモック」に揺られたい!

2010.07.01 THU



撮影/島村 緑
ハンモックで昼寝をする―。ついに、その夢が叶うことになった。先月、都内で気軽にハンモック体験ができるイベントが行われたのだ。

場所は調布市内のキャンプ場。現地に着くと、すでに10張り近くのハンモックが木々の間に張られている。壮観。参加者は、若い男女や親子連れなど様々。主催者は、ハンモックを通じて人と自然が共存できる環境を提案する団体・「里山ハンモック」代表のみちやまさんだ。

「ハンモックに寝そべると、生まれる前の状態に戻れるんです。体は休息しているのに脳はクリアという不思議な感覚が味わえます」(みちやまさん)

間近で見るハンモックは、イメージしていたものよりふた回りぐらい大きい。実際に寝てみると、なるほど、包み込まれる感覚といい、心地よい揺れといい、「母胎回帰」「自然と一体化」というワードが脳裏をよぎる。そして、じつに気持ちいい。

「発祥はメキシコ・マヤ民族。それを、大航海時代にコロンブスが広めたといわれています。波の揺れを吸収するので、船室に置くベッドとしては最適だったんでしょうね」

ところで、さっきからぐるんとひっくり返りそうで、いささか心もとない。

「前後左右のちょうど真ん中にお尻をのせてください。タテより横に乗ったほうが安定性は増しますよ」(同)

寝比べてみると、素材や編み方によって寝心地がそれぞれ違うということもわかる。ところで、ハンモックは屋外で楽しむものだけではないらしい。山梨県北杜市のハンモック専門店、「ハンモック2000」の三浦昌史さんは言う。

「最近は、個人宅、企業の会議室、映画館、カフェ、海の家などに置きたいという人が増加中。ベッドと違って、壁から外して畳めば空間を有効利用できますしね」

たしかに、ハンモックに寝そべりながら会議をすれば気の合わないメンバーでも話がまとまりそうな気もする。そこで一句。「反目もハンモックなら解消し」。
(石原たきび)


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