今年12月の決定に向けFIFAが視察中。

2022年W杯は日本開催ならハイテク化!?

2010.07.21 WED


これが〈Full Court 3D Vision〉のイメージ。200機の高性能カメラでとらえた映像を3Dにしてピッチに浮かび上がらせるという技術だが…まさに未来! Japan 2022 Bid Committee
2022年のW杯招致に名乗りを上げている日本。選ばれるためには、よほど独自のコンセプトを打ち出さなければ勝ち目はない。日本のアピールポイントは何か。2022年FIFAワールドカップ日本招致委員会実行本部長の丸山高人さんに話を聞いた。

「まず第一にアピールしているのは、FIFAに加盟する208の国と地域の人たちとW杯を“共催する”というコンセプトです。これを実現するために必要不可欠なのが、日本が誇る最新技術。その目玉となるのが〈Full Court 3D Vision〉というシステムです。これは世界各国のスタジアムのピッチ上に平置きのディスプレイを置き、そこに選手たちの立体映像がライブで立ち上がるというもの。この技術で臨場感あふれる映像を世界中に提供し、同じ立体映像を共有することで、“共催感”を強く味わえるのではないかと考えています」

3D映像で試合が観られるなんて、確かに自国で開催している気分になるかもしれない。そのほかにはどんなことをアピールするの?

「ピッチのまわりにカメラをたくさん設置することで、あらゆるプレイ空間を360度から眺めることのできる〈Freeviewpoint Vision〉と呼ばれる技術もセールスポイントのひとつです。これにより視聴者は好きなアングルを選び、例えばキーパーやキッカーの目線から試合を観戦することができるわけです」

なるほど…これはゲームのようで楽しそう。さらに、〈FIFA Hyper Application〉という技術もスゴイことになっているようだ。

「これはスマートフォンのようなカード型のデバイスをピッチ上の選手にかざすことで、様々な情報を引き出すことができる技術です。また、世界中のサポーターとスタジアム内外で直接交流できるように、50カ国対応の音声自動翻訳機能のサービスなども受けられます」

自動翻訳は現在も発達中の技術だが、世界中の人々とリアルタイムに会話できたら楽しそうだ。もしかして、美人サポーターとだって仲良くなれるかも…。

「最後のアピールポイントとして〈次世代スタジアム〉があります。ひとことでいえば、環境に配慮したスタジアムの提供。我々には2002年の財産があるので、新たにスタジアムを建設する莫大な資金も必要ありません。これからつくるスタジアムとしては、大阪エコ・スタジアム(仮称)のひとつだけなので、非常にエコで低コストのW杯を実現できるでしょう」

開催国が決定する12月まであと4カ月。日本が誇る最新技術、おもてなしの心、エコ精神は、はたして来日中のFIFA視察団にどう映るのか。彼らの心に響けば、大会の感動が再び日本で味わえる日が来るかもしれない。(前島そう/ペンライト)

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