ローカルルールは100種類以上!

協会設立で大会開催される新型“鬼ごっこ”に挑戦!

2010.08.05 THU



撮影/森カズシゲ
今年6月、「鬼ごっこ協会」が設立された。発起人は城西国際大学(千葉)の福祉総合学部教授で、鬼ごっこを20年以上研究している羽崎泰男さん。協会では、スポーツタイプの“新型鬼ごっこ”のルール整備や大会の開催、指導者の育成などを行うという。

「鬼ごっこはスポーツの原点。ルールは単純で道具もいらない。一方で、戦略的な面もあり、老若男女がいっしょに楽しめるゲームなんです」(羽崎さん)

文献によれば、鬼ごっこ的な遊びは平安時代にすでに生まれていたらしい。

「今では様々な地方ルールがあり、遊び方も100種類以上にのぼりますよ」(同)

しかし、オトナも楽しめるというのは本当だろうか。そんな疑問を胸に、神奈川県の津久井湖城山公園で開催された「鬼ごっこ大会」に参戦してきた。出場者は地元の子供たちで、8人ずつのチームによる総当たり戦となる。敵にタッチされたら、いったんコート外に出て自陣からスタート。コート両端の「安全地帯」を上手に使いながら相手のディフェンスをかいくぐり、宝のひょうたんを取ったら1点が入る。

僕は、小学5年生のチームに交ぜてもらった。初めは「だれ、この人」的な扱いだったが、徐々に交流が生まれ、最終的には親しげに「石ちゃん、石ちゃん」と呼ばれるまでに。試合中はお互いに言葉をかけながら、瞬時に作戦を考える。やがて、一人がオトリとなって相手の守備陣を引きつけ、別の一人が宝を狙うという高等戦術も使えるように。

そして、なんとわが急造チームは優勝してしまったのだ。3分ハーフの前後半戦を4試合。なるほど、ものすごい疲労感と発汗量は完全にスポーツのそれだ。そして、コミュニケーションツールとしての側面も十二分に理解できた。

「鬼ごっこは地域活性化につながるうえに、企業の研修や婚活などにも最適。ゆくゆくはワールドカップを開催したい」と語る羽崎さん。おお、それまでに僕らも精鋭チームを作っておかないと!
(石原たきび)


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