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プール大盛況 おしっこの処理方法と水質基準

2010.08.09 MON

猛暑の今夏、プールが大盛況になっている。だが、来場者が増えれば増えるほど気になるのが、プールの水質。おしっこをする子供も増えるだろうし、水に流れ出る皮脂の量も当然増える。果たして水はキレイなのか? プールの水質管理の方法と基準について、社団法人日本プールアメニティ施設協会事務局長の狩野一夫さんに聞いた。

狩野さんによると、快適な水質を保つために、プールでは循環ろ過と塩素消毒を行っているという。循環ろ過とは、プールの底からポンプで水を引いて、ろ過器(砂や珪藻土が入った容器で(直径2m・高さ2mほど ※プールの大きさによって異なる)に通して、汚れをこし取る。そのあと、塩素を注入し消毒してプールに戻すことを繰り返しているのだという。ろ過器にたまった汚れは定期的に洗い流すがこれは「逆洗」という。

厚生労働省の基準(遊泳用プールの衛生基準)では、水の濁り具合を示す「濁度」は 「2度」以下と定められており、これは水道水と同じ基準でかなり厳格だ。そして、消毒の遊離残留塩素濃度は、0.4ミリグラム/リットル以上なければならない一方、1.0ミリグラム/リットル以下が望ましいとされ(ほとんどの細菌は死滅するが、人体に影響のない濃度)さらに「大腸菌は検出されないこと」と定められている。この基準は競泳プール、流水プール、屋外プール、屋内温水プールすべて共通のものとなっている。

そして、気になる尿問題だが、狩野さんは「体から出る皮脂や尿は消毒薬の塩素を消費してしまいます。これらが多くなると塩素とアンモニアが結合して、いやな塩素臭がします。プールに入る前はきちんと体をシャワーで洗いましょう。それと、プールに入る前は必ずトイレに行きましょ」と注意を呼び掛ける。また、狩野さんはキレイな水質を維持するためにも、女性は化粧を落とし、男性は整髪料を流すことを奨励している。

ちなみにプールの水の取り換えは1年に1回以上することと定められている。

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