静かなるブーム再燃の背景とは?

実はスゴイことになってた!! 最新プラネタリウム事情

2010.08.19 THU



遠藤貴也=写真 撮影協力/日本科学未来館 www.miraikan.jst.go.jp/ (C)4D2U Project,NAOJ
猛暑の東京で、朝から長蛇の列。お台場の日本科学未来館では現在『ドラえもんの科学みらい展』を開催中(~9月27日)で、藤子・F・不二雄センセイってやっぱ偉大、とか思いきや。

「企画展や夏休みの影響も当然ありますが、同時にドームシアターガイアでの複数のプログラムの整理券を開館時にまとめて配布しており、そちらを入手するため、朝から並んでいただいているお客さまも多いようです」(日本科学未来館広報・神宮さん)

こちらの施設では、3Dなど最新技術を駆使したかなーりハイパーなプラネタリウム番組の上映が大人気。六本木にはプラネタリウム・バーとかあるし、どうもプラネタリウム自体、人気が高まってるらしい。

「東京など大都市圏を中心に、リニューアルや新規オープンが活発です。70年代後半のブーム時に作られた施設が老朽化してきたタイミングでもありますが、デジタル化やCGなどの技術革新によって、上映する番組の自由度が飛躍的に向上したことが大きいのでは。地表から見上げる夜空、という従来のイメージをはるかに超え、銀河や宇宙全体を俯瞰したり、視点が自在に設定できるようになっています。観測機器の発達で得られた最新情報も多くの番組にフィードバックされていますよ」(日本プラネタリウム協議会広報・沢村さん)

 娯楽装置としての魅力が高まる→お客さんが来る→施設もがんばる→番組クリエイターもがんばる、という正のスパイラルが起きてる状況ってこと。でも日本科学未来館は先日の事業仕分けでも話題になってたし、公的機関が運営する施設も多いけど…。

「プラネタリウムは、最新の科学的な知見への大切な入り口のひとつ。すぐに直接的な成果が見えないとしても、たとえば20年後の日本の技術を支える子どもたちへの投資と考えれば、納得がいくのでは」(科学ジャーナリスト・寺門和夫さん)

日常を離れ、宇宙と自分の関係に思いをはせたりする時間って、もちろんオトナになっても大切、ですもんねえ。
(及川 望)


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