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選手寿命伸びる野球選手 飲み屋から球場直行しないから?

2010.09.21 TUE

柔道女子63キロ級の谷本歩実(29)が引退を表明、また78キロ超級の塚田真希(28)も来年4月で引退すると報道されるなど、五輪で活躍した柔道選手の引退報道が相次いだ。柔道の平均引退年齢は27歳前後といわれており、2人の引退表明は選手生命的には普通かもしれないが、ほかのスポーツに目を向けてみると、40歳以上のベテランが活躍するケースも少なくない。

分かりやすいところでは、Jリーグ・横浜FCの三浦知良(43)とコンサドーレ札幌の中山雅史(42)。平均引退年齢が26歳前後といわれているJリーグで、40歳を超えた2人はまさに「超ベテラン」だ。

そして、ベテランの活躍が特に目立っているのがプロ野球。平均引退年齢30歳前後という状況のなか、西武の工藤公康(47)を筆頭に40歳以上の現役選手は16人。先発ローテーションの一角を担う阪神・下柳剛(42)や、すでに25本(9月18日現在)ホームランを打っている楽天・山崎武司(41)など、主力として働いている選手も多い。

そんななか、今シーズンとんでもない記録を打ち立てたのが中日ドラゴンズの山本昌(45)。9月4日の巨人戦に先発登板し、3対0で完封勝利。45歳0カ月での完封勝利は、60年ぶりとなる最年長完封勝利記録更新となった。9月19日現在、7試合に登板し、5勝1敗、防御率2.49と好成績をあげている。

プロ野球で40歳以上の選手が活躍できるのは、どうしてなのだろうか。山本昌が所属する中日ドラゴンズ広報部に話を聞いた。

「トレーニング技術が進歩したり、選手をサポートする環境が整備されたりなど、様々な要因があって、選手生命が伸びているのではないでしょうか。また、かつては飲み屋から球場へ直行する選手も多かったようですが、最近ではそういう選手はほとんどいません。プロとしての心構えがだいぶ変わってきたようですね。ただ、山本昌投手の場合は持って生まれた体の強さという要素が大きいと思いますよ。投球後のアイシングもしませんしね」

山本昌は特別かもしれないが、トレーニング的要素とメンタル的要素が選手生命に大きく影響しているようだ。また、プレーの分業化が進んだことで特定の選手を酷使するようなことが減ったこと、パワーやスピードだけでなく「技術」が介在できる要素の多い野球では筋力が落ちても勝負できること、なども選手生命が長い要因だという。

余談だが、競艇の現役最年長は加藤峻二選手で68歳、さらにオートレースの現役最年長は69歳の谷口武彦選手である。野球以上に体力より技術がものをいう競技とはいえ、70歳近くになっても現役を続けるプロスポーツ選手がいるなんて、「上には上がいる」とはまさにこのことだ。

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