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プロ野球選手の「推定年俸」、誰がどう“推定”している?

2010.11.18 THU



写真提供/時事通信社
プロ野球、オフの話題といえば契約更改。だが、気になるのは更改した年俸が「推定」という点。いったい誰がどう「推定」しているのか? 某大手スポーツ紙の記者に聞いてみた。

「選手の年俸は球団から公表されません。なので、各メディアが『推定』しているんです。推定方法は選手の成績・経験、球団の成績・財政状況を基準にアタリをつけ、記者会見で本人に取材するという地道な作業。たとえばチーム成績も良く、15勝あげた投手は2.5~3倍など長年の経験と慣例で相場がある程度できているんですよ」

なるほど、推定方法はわかったけど、誰だって自分の給料を口に出しにくいはず。各メディアが独自に推定しているということは、メディアによって報じている年俸に差があるということ? それに本人に聞いて答えてくれるのだろうか?

「メディアによって金額のズレはほとんどありません。しかし、金額を公言する人は稀なので、たいていは選手の様子で判断します。『大台乗りましたか?』『何本ですか?』などと聞いて少しニヤけたとか。まあ、態度やしぐさが重要ですね。選手もマスコミとのつき合いがあるので、それ相応の態度で表してくれるんです」

選手も人間、予想以上に低い場合はどこか不機嫌になる。昔は球団旗にバッグを投げつけた選手もいたとか。聞き出すというよりも必要なのは洞察力のようだ。そして一番気になるのは、その正確性。

「自分の経験上、実際の金額とのズレは5%程度ですね。親交の深い選手は後でこっそり教えてくれたりもしますから。ついでに他の選手のもね(笑)」

例外的に、たとえば前年に比べて著しく活躍した若手選手などは、先輩の顔を立てないといけないので、本人や球団から「ン千万って書いてくれ」と頼まれたり、選手自身がにおわす金額を調整していることもあるという。自分の収入を公にするのに、気をつかうのは当然、か。
(鯨井隆正)


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