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今年もっとも株を上げた日本人サッカー選手は誰だ?

2010.12.20 MON

最近、スポーツニュースで、サッカーの欧州リーグに所属する日本人選手の移籍に関する報道が増えてきた。「CSKAモスクワの本田圭佑(24)が約12億円の移籍金でイングランド・プレミアリーグの名門であるリバプールに移籍する」だの、「スペインのリーガ・エスパニョーラがボルシア・ドルトムント所属の香川真司(21)獲得のために28億円の移籍金を出す」だの様々な憶測が報じられている。

こうした報道が賑わう背景には、日本人選手たちの活躍がある。話題の主の一人、ドイツリーグ1部・ドルトムントに所属する香川は、開幕直後からゴールを重ねて12月19日現在、公式戦で12得点を記録。欧州リーグに在籍した日本人選手の最高記録である2006~2007年の高原直泰(当時ハンブルガーSV)の17点を超えるのも時間の問題となってきた。ほかにも、セリエA・チェゼーナの長友佑都がACミランのエースであるアレシャンドレ・パトを封じ込めたと報じられるなど、日本人選手の現地での評価は高まっている模様。

では今年、W杯終了後の半年で、世界でもっとも評価を高めた日本人選手は誰だろうか?

サッカー専門誌『ワールドサッカーダイジェスト』の竹田忍副編集長は、「ダントツで、香川選手と本田選手だと思いますね」と語る。

竹田氏によると、「本田選手のW杯での活躍で『日本人でも海外で通用する』と注目を集めていたところに、香川選手が良いタイミングで出てきた。他に挙げるとしたら、内田選手なんかも評価を高めていると思います。移籍金という点でも大いに値段が上がる可能性がある。ただ、日本国内にいる選手と契約するとなるとリスクがあるから、既に海外で活躍している選手が高騰しやすい側面はあると思いますね」とのこと。となると、今後注目されるのは海外組の阿部勇樹や長谷部誠といったところか。

その一方、W杯で2得点をあげ、日本の決勝トーナメント進出に大貢献した本田圭佑に対する海外での評価について竹田氏はこう付け加える。

「W杯直前はほとんど無名に近い状態だったのが、W杯での活躍で一気に評価が高まった。ただ、W杯直後が評価のピークで、その後の評価は必ずしも右肩上がりとはいえません。ロシアでの活躍ぶりもそこまで注目されておらず、本田自身の実力は成長していると思いますが、評価は停滞気味ですね」

とはいえ、日本選手に対する海外からの評価は徐々に高まっていくだろうと竹田氏は予想する。

「今後、移籍市場で日本の若い選手が注目される可能性は高いでしょう。やはり、香川選手の活躍の影響はでかい。前セレッソ大阪の家長昭博選手がスペイン1部リーグ・マジョルカに移籍することが決定したように、今後日本の若い選手に対する欧州マーケットの評価は高まっていくと思います」

日本人選手が世界のサッカーマーケットで評価を高めつつあるいま、間もなく開催されるサッカーアジア杯で、本田・香川に次ぐ若手の有望株が輩出するか、注目されるところである。

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