審判は対戦国以外から選ばれるけど…

サッカーの国際試合審判・選手は何語で話すの?

2011.01.20 THU



写真提供/AFLO
海外組もフル参戦し、盛り上がるアジア杯。…ですが、試合観戦中にある疑問が。国際試合で、選手と審判は何語で話すんだ? まず、日本サッカー協会・審判委員長の松崎康弘さんに聞いた。

「会話の場合は、主に英語。規定ではありませんが、審判自身が話せる言語のうち選手に通じやすいものを選ぶと、英語が多くなるのです」

当然といえば当然の話だが、選手側の声も聞きたいところ。90年代に多くの国際試合でキャプテンを務めた、柏レイソル・井原正巳ヘッドコーチのもとへ!

「ほぼ英語ですよ。重要なのは、語学の能力ではなくジェスチャーまじりでもコミュニケーションをすること。誤審を防ぐためにも、審判といい関係を築くのが大切です」

続いて、2000年代に代表キャプテンとして活躍したヴィッセル神戸・宮本恒靖選手にアタック。語学が堪能で有名な宮本選手も、やはり国際試合でのスタンダードは英語だという。

「キャプテンには、審判とのコミュニケーションが必要不可欠。会話で、試合の流れを優位にする間を作ったりもしました。その意味で、語学力はアドバンテージになりますね」

なるほど。それじゃあ、キャプテン以外の選手はどう考えているんだろう。宮本選手と同時代に活躍した解説者の福西崇史さんは…。

「僕は、審判のジャッジの基準を見極める目的で会話をしていました。よく口にしたのは『WHY』。ブラジル人審判に対しては、知っているポルトガル語を使ったりも。レフェリングの基準を知れば、相手国の選手の違反を指摘できますしね」

10年W杯に出場したヴィッセル神戸・大久保嘉人選手は「英単語を並べて話す」、清水エスパルス・岡崎慎司選手は「判定に対して反射的に日本語が出てしまうことも」と答える。

ピッチ内の知られざる一面。選手のプレーだけでなく口元にも注目すれば、国際試合がもっと楽しめそうです!
(有馬ゆえ/ノオト)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト