お手軽! 自宅菜園入門/第3回

野菜づくりに必要なツールをおさえよう!

2011.06.10 FRI


ホームセンターなどで苗の輸送に使われているシステムトレーは、すのこの代わりに使用できる。使い勝手のよい高さに重ねて使うのも便利 画像提供:淡野一郎
十分なスペースがあるにもかかわらず、イマイチ活用できてない自宅のベランダ…。これではもったいない! と家庭菜園計画を思いついたものの、ホームセンターには多種多様な園芸用品がズラリ…。栽培する野菜は決めたけれど、えーと、まずは何から用意すればいいんだっけ?

「まずは使うコンテナを決めるといいですよ。深型の鉢や長方形のプランター、袋などの容器はすべてコンテナといいます。コンテナには、栽培する野菜によって適した形や大きさがあります」

と教えてくれたのは、種・苗・園芸用品の生産と販売を行う「サカタのタネ」広報宣伝課長で『ここまでできる!ベランダでコンテナ菜園』の著者である、淡野一郎さん。

「多くの葉菜類やミニサイズの根菜類は、5リットル程度の小型プランターが便利です。ベランダの日当たりをうまく使うには定期的にプランターの向きを変えるのがコツなので、大きすぎず重すぎない、標準サイズ(約13リットル)より一回り小さいものを選ぶといいですね。青首ダイコンなど深く根をはる野菜の場合は、30cm程度の深さがとれる深型の鉢や土のう袋などを使って栽培する方法が適しています。また、プランターや鉢の素材はプラスチックがおすすめです。軽い、割れにくい、移動しやすいなど多くの長所がありますよ」

栽培する野菜によって、使いやすい容器の形や大きさがあるんですね。そのほかには何を準備すればいいですか?

「栽培に使う土は、野菜用と表記された市販のものを使うといいでしょう。必要な肥料がはじめから入っているのでとても便利です。また、一般的には土だけだと水はけが悪くなるので、容器の底に大粒の石を入れて敷石をすることがありますが、ベランダ菜園程度の規模であれば特に必要はありません。限られた容量のコンテナですから、できるだけ培養土を多く入れることと、栽培後の後片付けやコストのことを考えて、できるだけシンプルにやりたいですね。それと野菜づくりは通気性が大事なので、プランターや鉢を直接ベランダの床に置かないように気をつけて下さい。コンテナを直接床に置くと、底穴からうまく水が抜けず根腐れの原因になったり、ダンゴムシやナメクジなどが伝ってきやすくなります」

そこで淡野さんがおすすめする方法が、ホームセンターなどで苗の輸送に使われている「システムトレー」を利用する方法だそう。園芸売り場などに行くと、このシステムトレーにたくさんの苗のポットが入れられて売られているようですが…これが役に立つの?

「ええ。このシステムトレーを逆さにして土台を作ると、すのこの役割をしてくれるので容器を直接床に置かずに済むんです。ホームセンターなどではほとんどの場合捨てられてしまうものなので、タダでもらえる可能性もありますよ」

なるほど。苗を買いに行ったついでにシステムトレーももらってくるのが賢いやり方ですね。あとはスコップや手袋、水やり用のジョウロなどがあれば、準備は万端。さっそく次の休日はホームセンターに行こうかな~。

池田香織(verb)

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