お手軽! 自宅菜園入門/第8回

半永久的に収穫可!? 驚きのコスパ野菜とは?

2011.07.22 FRI


再生野菜の代表ともいえるネギは、根元から5cmくらいを残して切って使えば、また伸びてきます。切り込みを入れたスポンジを使えば、根が水に浸かりすぎる心配もナシ
あ~暑い。こんな日は、そうめんに限る! …ってことで薬味用にネギを買ってきたけど、このネギ、一人暮らしだと結局使いきれなかったりするんだよなぁ。その割に、肝心な時になかったりするし…。ちょっと使いたいだけなんだけど、自分で育てられないかな?

「万能ネギは根の部分を水につけておけば、また生えてきて食べられますよ。料理で余った切れ端も捨てずに活用すれば、ムダなく野菜を楽しめるんです」

と教えてくれたのは、『ベランダで楽しむ野菜づくり』(家の光協会)などの著者である、深町貴子さん。捨てるつもりだった部分から野菜を再生させることができるなんて、とってもエコでお得じゃないですか! 万能ネギの場合、具体的にはどうやって栽培するの?

「基本的には、コップなどに水を入れて根の部分をつけておくだけでOKです。ほんの2、3日で根が伸び始め、同時に葉も成長します。そのとき気をつけたいのが、根全体が水に浸からないようにすること。根は常に呼吸していますので、必ず空気に触れている部分を作るようにします。例えばスポンジに切り込みを入れてそこに万能ネギを挟み固定すれば、根元の部分を空中に固定できるので便利ですよ。それと夏場は水の温度が上がりやすく腐敗の原因になるので、できれば1日に2回ほど、コップのなかの水を新しく入れ替えてあげることが大切です。新しい根が伸びてきたら、土に植え替えて育てると、より大きく成長していきます」

たったこれだけで“再生”しちゃうなんて、野菜の生命力ってすごいですね。ほかにはどんな野菜が“再生”できますか?

「ミツバやハーブ類なども、根や茎が残っていれば“再生”しやすい野菜です。料理のトッピングにちょっとだけ使いたいとき、家にあると便利ですよね。それから、エンドウ豆の新芽である豆苗ももう一度楽しむことが可能です。タネの上2cmを残して切れば、切った茎のわきから新芽が出て、また収穫できるようになります。葉物類であればサラダ菜も育てやすくてオススメです。芯に3~4枚の葉を残して、そのまま土に植えればまた葉の枚数を増やすことができます。ニンジンや大根は、葉のつけ根部分を小皿などに入れて断面を水につけておくと、また葉が伸びてくるので、刻んでお味噌汁やスープの具として使えます」

このほかの野菜でも、根や茎が残っているものなら“再生”できる可能性は十分にあるそう。一度は捨てるはずだったものがまた食べられるなんて…お財布に優しすぎます。わざわざ苗を買って育てる以外の、こんな家庭菜園の始め方もあったんですね!

(池田香織/verb)

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