格闘技大国・ロシア軍の訓練メニュー

“機密扱い”だった実戦格闘術「コンバットサンボ」 「システマ」とは

2011.07.28 THU


システマの打撃。本来システマでは殴られる瞬間も脱力し衝撃を分散させるとのこと
写真撮影/山崎和治
ロシア軍の特殊部隊や、治安組織には冷戦終結まで秘密のベールに包まれてきた、驚きの格闘術があるという。なんとも男ゴコロくすぐられる話だが、それはどんな格闘術なのか? その一つ『コンバットサンボ』に詳しい、和良コウイチ氏に聞いてみた。

「まず『サンボ』とはロシア各地の民族レスリングと日本の柔道が融合して作られた、投げ、関節技主体の武術のことを指します。そのサンボをベースに、KGBの前身にあたる組織のなかで実戦的な逮捕術、戦闘術として改良を加えられ誕生したのがコンバットサンボなんです。サンボにくらべ打撃技と武器術が多くなっているのも特徴です」

冷戦終結後の情報公開によりやっと西側にも存在が知られることになったものの、それまで国家機密扱いだったと聞けばその強さも推して知るべし、だろう。

さて同じく冷戦後に知られるようになったもう一つの武術が「システマ」なる武術。その教室に体験に行ってみたところ…。

「ぐふぅぅ」。打撃系格闘技の経験もある筆者、まずは実体験とばかり軽~く腹を殴ってもらったところ、経験したことのない衝撃に悶絶。こ、これ、何ていう技なんですか?

「システマには決まった型や技はありません。呼吸のコントロールにより、体をリラックスさせ自然と状況に対処する、というのが基本にあるだけです」(公認システマインストラクター北川貴英さん)

ちょっと特異な武術ですよね。そこにどんな歴史があるのですか?

「システマは、代々戦士という家系に生まれたミハイル・リャブコにより作られました。ミハイルは家伝の武術をベースに、スターリンのボディガードを務めた人物から受けた訓練や、15歳で入隊した特殊部隊スペツナズの経験を生かしシステマを完成させたんです」

どちらも軍隊発の戦闘術ではあるものの、現在は護身術としても学べるという。キミも強い男めざして入門してみない?
(喧嘩10級)


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