予選はもちろん、本戦でも期待大!

ロンドン五輪予選に挑む“U-22世代”が逸材ぞろいのワケ

2011.08.10 WED


こちらは3-1で快勝した2次予選・クウェート戦(ホーム)のスタメン。本文で挙げたメンバーのほかにも、A代表にも選出されている守護神の権田修一(FC東京)やDFの要である鈴木大輔(新潟)、期待の右サイドバック・酒井宏樹(柏)に“ポスト長友”の呼び声が高い比嘉祐介(流通経済大学)など、守備陣にも逸材は多い
来年のロンドン五輪を目指し、9月21日からアジア最終予選に挑むU-22日本代表。この世代といえば、すでにA代表で中核を担う香川真司(ドルトムント)や、ドイツの名門に移籍した宇佐美貴史(バイエルン・ミュンヘン)、Jリーグのビッグクラブで活躍する永井謙佑(名古屋)や大迫勇也(鹿島)など、逸材がズラリ! そんな粒ぞろいのメンバー候補を見ていると、予選突破だけでなく、本戦での躍進すら期待してしまいます。

主に1989~92年生まれの彼らは、93年に開幕したJリーグを物心ついたころから見ており、2002年の日韓W杯も多感な少年期に目撃している世代。また、テレビやネットを通じ、トップレベルの海外サッカーに触れる機会も格段に増えています。こうした恵まれたサッカー環境も、逸材多数の要因かも!?

「確かにその影響で、これまでの世代に比べ、“頭脳的”な戦い方ができるようになった。現代サッカーでは、いかにピッチを効率よく使うかが勝負を左右します。4-3-3、4-2-3-1などといった陣形を保ったまま、攻守にわたってムダな動きを減らし、効率のいいサッカーを展開する。海外のトップチームはみんな試合巧者ですが、そういうサッカーをするためには、複数のポジションをこなせる能力が求められる。今の若手には、そういう選手が増えましたね」

とは、スポーツライターの杉山茂樹さん。なるほど。このたびA代表に選出された清武弘嗣(C大阪)やU-22代表に返り咲いた山田直輝(浦和)、海外移籍をはたしたばかりの大津祐樹(ボルシアMG)や高木善朗(ユトレヒト)などは、攻撃的なポジションならサイドを問わずどこでもこなす器用な選手です。

「また、現代サッカーではサイドアタックを重視する布陣が流行しています。この影響を受け、日本でもサイドで勝負のできる選手が増えた。これも、若い世代の特徴といえるでしょう」(杉山さん)

サイドでボールを受け、ドリブルで果敢に勝負を仕掛ける…。今季好調の原口元気(浦和)や、プレミアリーグでの活躍が期待される宮市亮(アーセナル)などは、これまでの日本にはいなかった本格派のサイドアタッカーです。

このほかにも、スペインで活躍する“身長195センチの大砲”指宿洋史や、横浜Fマリノスの背番号10を背負う小野裕二、南アフリカW杯にサポートメンバーとして帯同した山村和也(流通経済大学)など、まだまだ逸材はザクザク!

U-22を率いる関塚隆監督は、はたしてどんなメンバーで挑むのか!? 最終予選に要注目!
(清田隆之/BLOCKBUSTER)

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